稲沢市議会議員のしちおうです。
いま、世間を騒がせている子育て世帯への10万円給付事業。
クーポン券発行に意欲を示していた稲沢市も、10万円を一括給付する流れとなりました。
・本事業のおさらい
国が、子育て世帯を支援するため、18歳以下の子どもがいる世帯に対し、児童1人あたり10万円相当の給付を行うことになった。
支給方法は、年内に5万円の現金支給を行い、来年春の卒業・入学・新学期に向けて、5万円相当のクーポン券を発行する予定だったが、多額の経費がかかることなどから国が方針を変更。
⑴ 5万円→クーポン、⑵ 5万円→5万円、⑶ 10万円一括、の3案を認めることとなった。
・稲沢市の対応
給付金が貯蓄に回されることを警戒し、12月10日の議会にて市長がクーポン券発行に意欲を示す。しかし、その後、上記した国の方針変更を受け、10万円一括給付に転換。
市民へ今後送付される案内に、「できるだけ貯蓄に回すことなく、市内での消費、市の活性化、景気の底上げを図るために、市内の小売店等で、子育て・教育に関係する商品の購入やサービスの利用などにお使い頂きたい」旨の記載をすることとなった。
⑴ 支給対象者
・2021年9月分の児童手当の受給者
・2021年9月30日時点で高校生の子(2003年4月2日~2006年4月1日生まれの子)で、
保護者の所得が児童手当の支給対象となる金額と同等未満の場合
※ 弟妹が児童手当を受給している場合、その振込先に合算して振り込まれる
・新生児(2022年3月31日までに生まれた児童)
⑵ 支給額
対象児童1人あたり10万円
⑶ 申請方法
・児童手当受給世帯は申請不要
(上記の通り、弟妹が児童手当受給時は高校生の子も申請不要)
・高校生のみ世帯、保護者が公務員の世帯へは2022年1月以降に申請書を発送予定
⑷ 支給時期
・申請不要の人へは、12月23日の議会最終日で議決後、12月27日支給予定
・申請必要の人は、申請受付後随時を予定
概要は以上になります。
児童手当受給世帯に対しては、5万円現金給付の旧案内が送付されていると思います。今後、新たに10万円一括給付の案内が再送されますので、ご確認下さい。
ちなみに、今回の給付金は、所得制限が設けられています。稲沢市内にもいくらかの世帯が該当しており、「不公平ではないか」という意見も寄せられています。
ぼくも、子どもに対する給付金の有無が保護者の所得に左右されるべきではないと考えます。制限を設ければ設けるほど、貰える人とそうでない人との間に分断が生まれ、振り込みにかかる事務負担も増しますしね(世帯を選別する必要があるため)
国の行う給付なので、市町村にできることは限られますが…方針を二転三転させて現場が混乱したことを含め、責任を持って制度設計してほしいと感じました。
稲沢市議会議員 しち おう/志智 央
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・12月の街頭 市政報告会の予定
1日:高御堂 8日:森上駅
13・14日:稲沢駅 17日:国府宮駅(雨天延期、21日へ)※天候などの影響で順延する可能性があります。
参集頂ける場合は、事前連絡頂けると幸いです。
時間は7〜8時30分 国府宮駅のみ7〜10時に開催。
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