こんにちは。稲沢市議会議員、しちおうです。
今日は稲沢市議会の5月臨時会が開催されました。簡単に内容を紹介しますね。
・臨時会ってなに?
3・6・9・12月に開催される定例の議会以外で、必要性が生じた時に開かれます。今回は物価高騰の影響を受ける家庭への支援など、緊急性の高いものが国からのお達しで行われることになり、開催されることになりました。
① 低所得世帯等への臨時特別給付金
原油価格・物価高騰等に直面し、影響を特に受けている低所得世帯の生活支援を行う。
・対象
2023年度分の住民税非課税世帯、2023年1月以降の家計急変世帯
・支給額
1世帯あたり3万円
② 低所得の子育て世帯への臨時特別給付金
・対象
低所得のひとり親および子育て世帯等
・支給額
児童一人当たり5万円
①と②はいずれも把握できている対象者には通知を送付or自動振り込み。把握できていない対象者には6月以降準備が整い次第申請受付等が始まります。
③ 給食費補助
保育園の給食費のうち、2023年9月〜2024年3月まで半額補助。
一方で、食料品等の価格高騰を受け、国が定める保育園の公定価格が月200円引き上げられたため、市の副食代も9月分から月200円の値上げされる。
2023年4月〜9月まで行われる給食1食あたり50円補助に加え、新たに小中学校の給食費のうち、2023年9月〜2024年3月まで半額補助。
一方で、給食物資の価格高騰を受け、9月分から一食あたり小学校で25円、中学校で30円値上げされる。
④ デジタル商品券
販売価格5,000円で6,500円分使用できるデジタル商品券を1人2セットまで発行する。
アプリをダウンロードして使用。アナログによる代替手段もあり。販売数8万セット。
⑤ 農業者の支援(肥料価格の値上げ分補助)
肥料価格高騰の影響を受けている農業者に対して、肥料コスト上昇分の一部を支援する。
ぼくからは、④のデジタル商品券に対して、委員会や本会議場での討論を通して、いくつか質問と要望をしました。
内容は、商品券を発行する際にかかる経費の高さの指摘(総額約5億円の商品券を売るための事業規模は約1.2億円、対して経費は約5,300万円)、やるなら単発的な事業にせずに継続性のあるものにすること(これまでも何度も商品券を発行してきたが、購入者のデータを収集した上で費用対効果を上げるための分析が充分になされていない)、市民に広く公平に届けられるような工夫(応募者多数の場合、抽選になるため、漏れた人が不平等になる)などをお話しました。
臨時会は急な開催になりがちで、議論が充分に尽くされない恐れがありますが、限られた時間の中で精一杯取り組みました。
稲沢市議会議員 しち おう/志智 央
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