稲沢市議会議員のしちおうです。
3月議会が終わり、来年度予算が確定しました。
なので、毎年恒例、稲沢市で新たに始まる事業を紹介するコーナーを送ります。
2022年度に稲沢市が取り組むアレコレ
① 公衆無線LAN設置
図書館や美術館等の公共施設にフリーWi-Fiを設置。
無料でインターネットに接続できるようになります。
設置場所:中央・祖父江の森・平和町図書館、荻須記念美術館
祖父江の森温水プール、ふれあいの郷、らくらくプラザ、ソブエル 等の全26施設
② 特殊詐欺対策装置 購入費補助
オレオレ詐欺など高齢者に対する特殊詐欺による被害防止のため、購入費用の補助を行なう。
対象者:65歳以上の高齢者のうち、⑴ 一人暮らしの高齢者、⑵ 高齢者のみの世帯、⑶ 日中に高齢者のみとなる世帯のいずれか。
補助金額:購入費用の1/2(最大で5,000円)
③ 多胎児の育児支援
多胎児(双子や三つ子のこと)支援のため、
⑴ 妊婦健診の拡充
多胎児は低体重で生まれることが多く、健康面での不安を抱えることから、健診票を多胎児妊婦に限って追加配布する。
⑵ 経済的支援
・多胎児はチャイルドシートなど子育て用具も複数必要になるため、双子に10万円を支給する(三つ子は20万円)
・子ども用品を回収し、必要とする方に無料で渡すリユース制度を開始する。
2021年9月議会での提言が採用されました。
⑴ の妊婦健診は「妊婦と子どもの健康状態を定期的に確認する」のみならず、医師や助産師に「育児相談する機会」としても重要です。
また、⑵ の10万円給付もただお金を配るのではなく、申請時に「育児に関する不安、困りごとがないか」を聞いて支援に繋げる機会にするよう改めて担当課に話しておきました。
④ ウィッグ等 購入費用補助
がん患者の身体・精神・経済的負担を減らすため、治療に伴う脱毛等によってウィッグ(かつら)等が必要な方の費用を補助(購入費用の1/2、最大で2万円)
⑤ 3歳児検診での視機能検査
弱視の原因となる遠視や乱視等を早期発見するため、3歳児検診に屈折検査を追加。
弱視とは?
子どもの視機能は3歳までに急速に発達し、6歳位でほぼ完成すると言われます。この期間に遠視や乱視等により発達が妨げられると、弱視(メガネ等で視力が矯正されない)になりやすいため、早期発見が重要です。
⑥ 電子図書館サービスの導入
図書館へ来館せずに電子図書を借りられ、障害者サービスとしての活用も期待される電子図書館システムを始める。
⑦ 障害者の住宅改修費補助
視覚障害者が自立した生活を送れるように住宅改修費(玄関に手すりを付ける等の工事)の一部を補助する。
これも2021年9月議会で訴えたことで、障害者福祉サービスの中で、一部の障害が適用外となっていることに市民からの相談で気付きました。制度の不備を訴え、今回無事に改善されることになって嬉しいです。ご努力下さった職員さんに感謝。
⑧ 創業起業支援センターの開設
稲沢市役所内に創業経営支援センター「スタートアップいなざわ」を開設。創業支援や新規事業展開等に関する相談に乗る。
⑨ 三世代同居・隣居 支援
子や孫の定住を促し、子育て・介護の負担軽減にも繋がりやすい三世代同居・隣居を推進するため、住宅新築費用を補助する。
対象者:親世帯が市内に3年以上居住していて、かつ子世帯に小学生以下の子がいる 等
補助金額:50万円
以上、2022年度から新たに始まる事業の一部紹介でした(詳細は今後ホームページや広報誌などをご覧下さい)
市役所はこれらの事業をみなさんの税金を元手に行っています。でも、なかなか、「何をやっているか」は見えにくい物。それに気付くキッカケの一つになると嬉しいです。
ちなみに、新事業について特集した活動報告Vol.61も4月から配布予定です。みなさんにお渡しできる日を楽しみにしています。
しち おう/志智 央
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