稲沢市議会議員のしちおうです。
不作為に選んだ市民2,500人に対して、住みやすさなどのアンケートを実施し、頂いた意見を市政運営に生かすというものです。
かれこれ40年ほど質問内容を変えつつ、継続している取り組みで、第一回は回答率約70%。今回は55%でした。郵便あるいはインターネットで解凍して下さった方々、ありがとうございました。
ちなみに、アンケートが送られてくる確率は約2%なので、非常にレアな体験だったと思います(私は自分自身も周りも当たったことがなく、アンケート自体が都市伝説なのではないかと思ったことがある / 笑)
具体的な内容としては、たとえば、稲沢市が住みやすいか?と尋ねるもの。
54%が住みやすいと回答していますが、内訳を見ていくと。
高齢者ほど低い傾向にあり、特に居住地による差が大きい。明治・千代田地区で優位に低く、近くに駅がないこと。交通の便が悪いことが満足度に影響を及ぼしていることが窺えます。
他にも、稲沢市が最近売り出しているご当地グルメのカレーの認知度は?というもの。
「知っていて食べたことがある」と「知っているが食べたことはない」を合わせた割合である認知度は、約46%。始まったばかりの取り組みとしては、まずまずではないでしょうか。年齢による差も知りたいところですが、こちらは年齢は聴取されておらず不明でした。
このように、細かく見ていくと、市民の関心が分かったり、目的としている市政に生かす材料になりえたりするわけですね。なので、個人的にこのアンケートは見るのを楽しみにしています。
次に、稲沢市議会の広報誌を読んだことはあるか?というもの。
はい。2016年と比較して、「知らない、読んだことがない」がとても増えています。
これは…本当に、重い事実で。反省ですね。若年層は、知らない、読んだことがないがほとんどで、特に伝えたい層に届いていないことが明確になりました。
(カレーの認知度より上回っているのは、せめてもの救いか…)
改善方法では、「記事の内容を工夫する」が最も多くありました。市役所側からの一言コメントには、「写真やイラストをもっと活用して改善する」旨の記載がありましたが、その項目よりも多かったのが「記事の内容の工夫」です。
最近、特に思うのですが、議会の話って難しいんですよね。
市政の話以上に、取っ付きにくい。私たちが当たり前のように使っている言葉遣いからまず改めなければならないと感じました。
→ 改善に向けて、広報広聴委員会のメンバーに申し送りました。
大変参考になるアンケートであったと同時に、私たち議員は、このアンケートに回答して下さった約1%の声だけでなく、残りの約99%の声を聞くために、動き回らなければなりません。その声には、市政や議会をより良くするためのアイデアがきっと潜んでいるから。
稲沢市議会議員 しち おう/志智 央
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