稲沢市議会議員のしちおうです。
今朝の中日新聞に、ある公立中学校の取り組みが紹介されていました。
内容は、「授業中に子どもたちの学び合いの時間を多くとることで、学力向上と不登校の未然防止に繋がった」というもので、とても興味深かったです。
不登校の原因の大半は、①人間関係と②学業不振と言われています。
従来通り教員の説明を一方的に聞く講義形式から、子どもたちが自発的に調べ、生徒間で教え合い、分からないところは教員に聞く形式へ転換することで、①クラスのみんなとコミュニケーションが取れるようになって人間関係が良くなり、②分からないところを分からないと言えることで学習のつまずきを減らせたようです。
この記事を読んで、ぼくは自分が専門学生だった時のことを思い出しました。
専門学校では、グループワーク型の授業がとても多くありました。あまりにも多すぎて、「高い授業料を払っているのに、自分たちで学び合っているのなら、教員は要らない、ちゃんと授業して下さい」と言ってしまうくらいでした(それだけ講義形式の授業に慣れてしまっていた自分もあるし、平気でこういうこと言っちゃうくらい生意気でした、はい、友達になりたくないタイプですね)
でも、いま思うと、グループワークが主体の授業で自発的に調べ、生徒間で教え合い、分からないところは教員に聞くことで深く学ぶことができました。また、自分一人で勉強を進めていくことの基礎ができましたと感じます。
そして、なによりクラスの一部だけではなく全員とよく話をして、とても仲良くなれたんですよね。
ちなみに、「グループワークばかりしていないで、ちゃんと授業してよ」と教員に言ったと書きましたが、講義形式の授業よりもグループワーク形式の授業をファシリテートする方が何倍も知識と技術がいることはあとで気付きました。ごめんなさい。
最近は、義務教育の中でも主体的な学びを重視する姿勢が打ち出されています。これからこうした取り組みが広がっていくといいですし、稲沢市の公立小中学校でも取り入れていきたいですね。
稲沢市議会議員 しち おう/志智 央
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