稲沢市議会議員のしちおうです。
先日、不登校の子どもを支援している団体の方からお声がけ頂き、eラーニングのデモンストレーションに参加しました。
・eラーニングってなに?
情報技術を用いて行なう学習のこと。今回はタブレット端末で学習や個別課題が出来るソフトの体験会でした。
具体的には、タブレット端末内に小学生と中学生で習う内容の課題が入っており、その子のレベルに合わせた問題を解くことが出来る。つまずきがあれば、解説が読める、あるいは年次をさかのぼって(たとえば、6年生の子が学習の基礎となる5年生の時の内容に戻るなど)学び直せるものでした。
ぼくが実際に触って感じたメリットは以下の通り。
⑴ いつでも、どこでも、どの科目でも、学習が出来る
⑵ 分からないところは解説を読むことが出来るし、分からなすぎるところはさかのぼれる
⑶ 事前に課題集をタブレット端末にダウンロードすれば、ネット環境がなくても使える
⑷ 教科書の進み、その子の習熟度に合わせて宿題が出せるため、教員の負担軽減にもなる
まず、家庭のネット環境に左右されず、すぐに導入出来ることは大きなメリットです。
コロナによる休校や感染リスクが高い子が登校出来ないことなど、この2年で色々とあったけど、これ入れちゃえば家庭でのネット環境等関係なく、学びの継続性は保てたわけだもんね…
そして、それは学校に通えている子の学びが進むだけでなく、保健室登校の子や適応支援教室に通う子、そして不登校の子にも使えます。子どもたちの学びをサポートする、子どもたちの学びをサポートする教員をサポートする上で、とても便利なツールだと感じました。
今回体験したeラーニングでは、確認テストの結果から、子ども一人一人に合わせてAIが自動作成した問題が宿題として出され、その結果を教員が把握し、指導に生かすことが出来る。
その便利さから、愛知県内でも導入している市町村が増えていて、近隣だと一宮市や犬山市などにはすでに入っているそう。
ぼくも実際に使ってみて、非常に勉強がはかどるし、学生時代だったら欲しかったと思いました。なので、コスト含めた課題を整理した上で、稲沢市でも導入出来るように進めていきたいと思います。
ただ、最後に、一つ感じたのは。
自主学習が出来る子はこのツールを用いてどんどん先に進めるけど、そもそも自主学習の仕方が分からない子にとってはただの物になり下がってしまうだろうと言うこと。本当に支援が必要な子はそういう子で、これらツールを用いて学び方を学ぶことが出来ると良いと感じます。
学び方を学べれば、学校を出た後でも自分で必要な知識を付けていける。目の前の課題を解決していける。生きることを助けてくれることに繋がる。それはテストで良い点を取るよりも大切なことだと、この自分で学ぶ力をいかに育むかが公教育において大切なのではないか、と最近感じています。
稲沢市議会議員 しち おう/志智 央
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・4月の街頭 市政報告会の予定
8日・14日:JR稲沢駅 19日:国府宮駅
※天候などの影響で順延する可能性があります。
参集頂ける場合は、事前連絡頂けると幸いです。
時間は7〜8時30分 国府宮駅のみ7〜10時に開催。
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