稲沢市議会議員 しちおう ブログ

不登校を経て、作業療法士として病院に勤務、現在は稲沢市議会議員として活動する「しちおう」のブログです。

【2023年12月議会報告その2】有償ボランティアによる生活支援〜住民主体型訪問サービス〜

稲沢市議会議員のしちおうです。

昨朝は稲沢駅、今朝は国府宮駅で新しい活動報告を配布しました。

寒かったー!ですけど、「頑張ってね」、「応援しています」、「(チラシの内容が)分かりやすい」、「みかん食べる?」といった言葉が励みになって頑張ることができました!

みなさんも、風邪などひかれぬよう気を付けて、年末まで駆け抜けましょうね。

頂いたみかんは、おやつに頂きます。ありがとうございます!!

さて、一般質問の振り返り第二弾。今回のテーマは、生活支援サポーターです。

聞き慣れないこの生活支援サポーターという言葉。どういうものかと言うと、地域住民同士で困りごとを解決する有償ボランティア制度です。子どもを有償で預かる「ファミリーサポートセンター事業」の高齢者版(要支援状態等)といえば分かりやすいでしょうか。

生活支援サービス(住民主体型訪問サービス)

(しちおう)

取り組みの概要と、利用実績を教えて。

・市役所

本事業は、住民主体のボランティア等が利用者宅を訪問し、買い物代行やゴミ出しなどの日常生活に必要な支援を行うものです。

市外のNPO法人1社が募集により受託。週1回程度の利用で、ボランティアが訪問する1回ごとに700円を上限として事業者に補助を行っています。

昨年の利用実績は、実利用者数3名、利用件数65件。今年度は10月時点で実利用者数7名、利用件数125件です。

(しちおう)

始まったばかりだから仕方ないけど、利用者が少ないね。使い勝手は良いし、今後広がってほしい制度だから、改善策を提案するよ。

⑴ 利用料金

現在は30分まで300円、1時間まで700円の利用料金で、すぐそこまでゴミを運ぶ作業の場合、10分もかからないものもあるよね。10分100円のように小さな困りごとをワンコインで解決できるのはどうだろう?

⑵ 利用頻度

利用は週1回が限度で、週2回以上は依頼先のNPO法人独自のサービスとなるんだ。金額を調べると年間費5,000円プラス1時間の利用で1400円かかる。この金額で頼みづらい人も多いだろうし、一週間に一度では間に合わない洗濯や食事作り、ゴミ出しなどには利用しにくいよね。

週1回の利用制限を少なくとも週2回に緩和してはどうかな?

・市役所

利用料は依頼先の事業者が定めるため、市役所は見直せない。料金設定について検討頂くよう依頼していく。

利用頻度は始まったばかりの事業のため、現時点では見直しを考えていない。ただ、利便性を高めるために利用を仲介する包括支援センターを通じて利用者のニーズ把握を行う。

(しちおう)

この取り組みの理想は、顔が見えて、移動時間も少なくて済み、長く続けやすい、ご近所さん同士での支え合いだと思う。利用者と提供者を増やせるように、地域包括支援センター、区長会、シルバー人材派遣センター、老人クラブ等に周知してもらえないかな?

・市役所

このサービスは、近隣の地域住民が提供者となることが望ましいため、提案の各種団体等に周知していく。

 

こんな感じの答弁でした(実際のやり取りは丁寧な言葉遣いで行っています)

実はこの事業。6年前の一般質問で導入を提案したものでした。

始まって良かったですし、利用者が増えてほしいですし、今後の展望として、今は対象がファミリーサポートセンターの子どもと、本事業の高齢者のみですが、いろんな年代に広げて困りごとをご近所で解決し合える。でも、善意に頼るだけでは続かないから有償で行う、という制度に広げられると良いなぁと考えています。

 

「助けて」ってなかなか言えないから、「助けて」と言える社会にちょっとずつ進んでいきたいよね。

住民主体型訪問サービスについて(介護予防・日常生活支援総合事業)|稲沢市公式ウェブサイト

つづく。

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稲沢市議会議員 しち おう/志智 央
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