稲沢市議会議員のしちおうです。
本日は一般質問の2日目でした。冒頭でマイクが入らない機材トラブルが発生。開会が遅れたり、中継録画がうまくいかずトップバッターが再度登壇になったり、変則的な始まりとなりましたが、無事に一日が終わりました。
私は4番手での登壇でしたが、何人かの方がこのブログやSNSでの発信を見て傍聴に来て下さいました。本当にありがとうございました!!!!
誰ひとり聴衆がいなくても、一生懸命取り組むことに変わりありませんが、やはり誰かが居てくれる、聞いていてくれる、というのは大きな励みになります。同時に、下手な姿は見せられない、と良い緊張感をもらえます。
「選挙で当選して終わり」ではなく、その後の活動も継続してチェックしてもらえることで、議員の質は向上していくと、改めて感じることができました。ありがとうございました。
それでは、恒例の議会の振り返りをしていきます。
障害者福祉タクシー
・障害者福祉タクシーってなに?
身体障害者手帳や精神障害者保健福祉手帳などをお持ちの障がい者に対して、移動支援としてタクシーチケット(初乗り料金の助成)を配布する制度。
利用できる事業所は、一般的なタクシー会社に加え、福祉車両を取り扱う専門の運行事業所があり、行き先は稲沢市内のみならず、稲沢市外の医療機関等にも行くことができる。
質問の振り返り
(しちおう)
現在の契約事業所の数や内訳について教えて。
(市役所)
事業所数は、2021年:31→2022年:34→2023年当初:36→現在39事業所。この内、車椅子等に対応している事業所数は、現在26事業所。
(しちおう)
実は7年前にも質問したのだけど、事業所数も福祉車両対応事業所も増えているね。
選択肢が増えたのは良かったけど、課題もあるよ。たとえば、実際に依頼しようと思うと「うちは車椅子は対応しているけれど、ストレッチャーは対応していないよ」と業者に言われてしまって、一件一件電話で確認しなければいけないこともあるんだ。
担当課が情報を把握して、利用者に分かりやすく提示して?
(市役所)
ストレッチャーへの対応等についても、対応状況を把握し、問い合わせがあった時に案内できるようにする。
(しちおう)
障害者福祉タクシーチケットを利用されている方はどれくらい?
(市役所)
対象者数4,765人に対して、交付率は56.6%。この内、実際に利用された割合は14.7% 。
(しちおう)
利用率14.7%は、低いね。
これは使い勝手の悪さの表れだとも思うから、いくつか改善策を提案するよ。
・補助額
現在、お願いする事業所が距離制運賃なら初乗り料金の9割を、時間制運賃なら730円を助成しているけれど、730円の固定金額制にして、初乗り料金との差額は利用料金に充てられるようにしては?(名古屋市の方式)
・配布枚数
現在、年24枚の配布(あま市は0枚、愛西市、津島市は24枚、一宮市は30枚、名古屋市は96枚、清須市は120枚)だけど、一宮市と名古屋市は使い切ってしまった後、通院等を理由に追加配布を受けることができる。
配布枚数の検討と、乗車料金の半額を超えない範囲で、1回あたりの乗車に複数枚使えるようにしては?(遠くのかかりつけの大病院への通いを想定)
(市役所)
交付枚数が適正かどうか、どのような形での助成が利用しやすいのかなど、近隣の市町村を調べつつ、利用者や事業者の声も聞きながら今後研究していく。
内容はこんな感じでした(実際のやり取りは丁寧な言葉遣いで行っています)
障がい者や要介護状態の高齢者の移動支援は、その方たちの生活の質を高めること、だけではなくて、介助者の負担を減らすこと、外に出ることで状態を悪化させないようにすることなどにも繋がります。
実は今回の質問は7年前からの変化を見ていました。改善したこと、まだまだなこと、それぞれあって。折を見て進捗状況を確認することで、少しずつ、制度を良いものに変えていきたいと思います。
つづく。
稲沢市議会議員 しち おう/志智 央
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