稲沢市議会議員のしちおうです。
本日が12月議会の最終日(閉会日と言います)でした。
一般質問の振り返りがまだ終わっていないので、急いで第三弾。今回は認知症カフェです。
・認知症カフェ
認知症の当事者やその家族、また、認知症の不安や心配のある方が集い、地域の方や専門家らとの交流を通して情報共有や相互理解を深めることを目的にしています。
2023年12月現在、稲沢市には5カ所の認知症カフェがあります。内訳は、稲沢地区:2カ所、大里地区:2カ所、祖父江地区:1カ所です(内、認知症カフェとして活動しているのは4カ所、畑で花などを育てながらの交流の場所が1カ所)
・オレンジカフェだいだい(稲葉4-4-27 カフェカルダン)
・カフェあしたば(松下二丁目3-7 かふぇあしたば)
・井戸端カフェ(祖父江町本甲大溝75 いこいの広場)
・おれんじふぁーむ(奥田流町)
・おれんじかふぇ ポノ(奥田大門町148 カフェすろうらいふ)
先日、その内の一カ所にお邪魔しました。
(しちおう)
認知症の方は年々増加していて、これからもっと増えていく。でも、未だに偏見や誤解も多くあるんだ。認知症カフェが参加者のホッとできる居場所になって、人と人とが繋がり、専門家に気軽に相談できたりする以上に、認知症に対する正しい知識の普及になると良いよね。
現在5カ所ある認知症カフェを市内でもっと増やすために取り組んでいることはある?
・市役所
稲沢市の認知症カフェは、認知症サポーターステップアップ講座を受講した方が立ち上げた。そのため、引き続き認知症サポーターステップアップを開催していく。
(しちおう)
認知症カフェを運営されている方や、これから始めようとされている方と話をする中で、立ち上げるための支援、そして継続していくための支援が必要だと感じたよ。
金銭的な支援、補助金申請時の手続きの支援、会場として公共施設の部屋や空きスペースの貸し出し、活動のPR・ボランティア募集を支援したらどうかな?
・市役所
そういった声を耳にしているため、立ち上げおよび運営費の補助制度を考えている。公共施設の貸し出しは難しいが、社会福祉協議会と連携して地域資源の掘り起こしや活用を図る。
(しちおう)
補助制度の導入はいいね。
ただ、既に社会福祉協議会で立ち上げ支援の約10万円があって、活動費も市民活動団体・ボランティア団体として登録すれば得られる。そして、なにより、社会福祉協議会に登録するとさまざまな人や物や場所と繋いでくれる。
社会福祉協議会の補助金は選ばれる団体数やその金額に限りがあるから、市役所で新たに立ち上げるよりは、この制度を後方支援してもいいかも。
公共施設の貸し出しは難しいと言ったけど、平和町のらくらくプラザの1階ホールとか、公共施設の空きスペースの貸し出しは、認知症カフェが開かれていることを広く市民に伝えられるし、ふらっと参加してもらうことで認知症の有無に関係なく交流が図れる。是非検討して。
私が参加させてもらった認知症カフェには高齢者の気軽な相談窓口である「地域包括支援センター」と認知症の初期対応をすることで悪化を防ぐ「認知症初期集中支援チーム」が参加していたよ。
よく「認知症になったら、専門機関に相談して下さい」と言うけど、それってとても難しい。だから、認知症カフェに専門職が出向くってとても大切なんだ。これを他の認知症カフェにも広げてくれないだろうか?
・市役所
専門職が認知症カフェに参加される方の相談や情報提供を行うことは有用であるため、認知症カフェに専門職の参加を推進していく。
(しちおう)
市民病院の中で認知症カフェを開催したり、市民病院の認知症認定看護師に認知症カフェに出向いてもらって治療が必要な方を早期に市民病院の老年内科に繋ぐのも良いと思う。検討してね。
以上です(実際のやり取りは丁寧な言葉遣いで行っています)
今回までで触れた一連の質問(障害者福祉、高齢者福祉、生活支援サービス)は、住み慣れた地域で最期まで生活し続けることを支える重要な制度です。
これは病気や障がいの有無に関係なく、「稲沢に住んでいれば大丈夫」と思える町にしていくために必要で、私が選挙中に訴えていたことです。これをまず、改選後の初議会で言いたくて、今回お話しました。
一般質問の振り返り、次回が最終です(今回はテーマが盛り沢山…!!)
稲沢市議会議員 しち おう/志智 央
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