稲沢市議会議員 しちおう ブログ

不登校を経て、作業療法士として病院に勤務、現在は稲沢市議会議員として活動する「しちおう」のブログです。

2025年度の議会報告会を開催しました〜議会が機能するためには市民の参加が不可欠〜

稲沢市議会議員のしちおうです。

先週末に稲沢市議会の議会報告会が開かれました。

まずは、大雨の中、お休みの日に議会報告会という堅苦しい催しに参加して下さった市民のみなさんに感謝です。ありがとうございました。

稲沢市議会では、2013年に稲沢市議会基本条例を制定。その中に「市民のみなさんに議会の活動、議員の活動をお伝えするべく議会報告会を開催する」という一文があり、それに基づいて一年に一回、だいたいこの時期に開催しています。

 

具体的には、第一部として委員会ごとの報告会を実施。3月議会で話し合われた議案や新年度予算の内容、行政視察の報告などを行いました。その後の第二部では委員会ごとにテーマを決めて、参加者のみなさんと意見交換を行いました。

各委員会の意見交換会テーマ

・総務委員会:「安心安全なまちづくり」 ~特殊詐欺等の防犯対策や交通事故防止対策について~
・文教厚生委員会:「認知症当事者にやさしいまちづくり」 ~認知症カフェ等の拡充、当事者の生きがいについて~
・経済建設委員会「住みやすいまちづくり」 ~土地・住宅の未来について~

 

私は文教厚生委員会に所属しているため、認知症について意見交換を。認知症カフェの立ち上げの課題、広報の課題、立ち上げても対象者にリーチすることが難しいという課題などについて意見を聞かせてもらいました。

この意見交換会の中で気付いたこととして、今は高齢者の居場所として、高齢者ふれあいサロンや認知症カフェ、ボランティア団体が点在していますが、それらを網羅する情報がないことが分かりました。まずは、地域の誰かと繋がる機会を作るためにも、どこに、何があるかを分かりやすく伝える必要性があると感じました。

 

また、議会報告会の休憩時間や終わった後に個別に、独居の高齢の親が転倒して骨折、自宅での生活に戻ったが不安というお話や、近所の方の孤独死を防げなかったというお話を聞きました。

最期の迎え方というのは、病院で勤務している時から感じていた大きな課題です。先日、あるリハビリの専門職が訪問リハビリで対象者の自宅を訪れた際に亡くなられており、「すぐに気付けて良かった。最期に独りは寂しいだろうから」というお話をされていました。

きっと独りでの死は、これからの社会で当たり前になっていくから避けられないにしても、せめて一人になった時に周りが気にかけ、亡くなったとしてもその日のうちに気付ける社会の繋がりを作っていきたい、というか作らねば、と思わされるお話でした。

 

最後に余談ですが、議会報告会はコロナ禍で中止になって、なかなか再開されませんでした。昨年、5年ぶりの開催となり、今年も開催にこぎつけるのに議会内でさまざまなゴタゴタがありました。議会は市民の目がないと、悪い方にどんどん進んでいってしまいます。市民のみなさんの参加が、議会をより良い方向に導くので、これからも興味関心を持って、そして一番大切な参加をして下さると嬉しいです。

稲沢市議会議員 しち おう/志智 央
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