稲沢市議会議員 しちおう ブログ

不登校を経て、作業療法士として病院に勤務、現在は稲沢市議会議員として活動する「しちおう」のブログです。

議会にデジタル改革を:オンライン研修会に参加しました

稲沢市議会議員のしちおうです。

先日、東京で開かれた研修会に参加しました。

と言っても、現地参加ではなく、オンライン参加でです。

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主な内容は、地方議会の先進的な取り組みを紹介するものだったのですが、「怠け者の楽園」(登壇者談)だった議会でも改革を進めればここまで出来る!と示されていて、「こんなやり方もあったのか!」「工夫すればここまで出来るのか!」ととても参考になりました。

同時に、議員として「自分ももっと頑張らねば!」と励まされました。

 

たとえば、委員会へのオンライン出席を認めた議会。

コロナ禍による影響で、国は議会のうち委員会はオンライン化しても良いとしました。

・委員会ってなに?

委員会は、市役所から議会に提出された議案(条例や予算のことなど)を専門的に審議する場所になります。

この国の通知を受け、大阪府議会では委員会へのオンライン参加を認める条例を作成。

以下の二点で認めることになりました(特に⑵は珍しく、この条例を利用して新型コロナで濃厚接触者となった議員が委員会に出席できた)

⑴重大な感染症のまん延防止措置の観点から又は大規模な災害等の発生等により委員会の開会場所への参集が困難と判断される実情がある場合

⑵育児、介護等のやむを得ない事由により参集が困難な委員からオンラインを活用した委員会の開会の求めがある場合 

もちろん、ログインパスワードを不正取得した人がオンライン委員会に参加することがないよう、セキュリティ対策を整えるなど、実現に至るまでには様々な問題があったようです。

それでも、一つずつ、問題をクリアして、運営の仕組み作りをされていました。

 


 

他にも、オンラインでの議会−市民との意見交換会

市民との意見交換会を現地集合とオンライン参加の混合で実施することで、広く市民の声を求めたり、中学生との対話事業をオンラインで行なったりしている議会もありました。

 

今回取り上げたオンライン委員会は、子育て中のぼくにとって興味のあることですし、オンラインでの意見交換会は広く市民から意見を求める点で有用だと感じています(先日行ったオンライン市政報告会でも、その可能性を感じた)

いずれにせよ、先例に囚われずに、デジタルの便利さをいかに議会の中に搭載していくかが重要になります。得意分野として提言に繋げていけるよう、さらなる学びと実践をしていきたいと感じました。


稲沢市議会議員 しち おう/志智 央
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