稲沢市議会議員のしちおうです。
先日、助産師さんから産後うつ病の深刻さについて情報提供頂き、早期発見・早期治療の方法や精神科との連携など今後の対策を練っています。
・産後うつ病
産後は精神的に不安定になりやすい時期で、その一つに産後うつ病という病気があります。
産前産後に精神的に不安定になることをマタニティブルーと言ったりもしますが、マタニティブルーが一時的な状態であるのに対し、産後うつ病は出産後数ヶ月にわたり、気分の落ち込みや全身の疲労感、不眠、食欲低下などが進行します。その割合は約15%とも言われ、予備軍も含めると相当な数の方が苦しんでいることが伺えます。
一番の懸念は赤ちゃんへの影響で。産後うつ病を契機とした自殺や子どもへの加害などのリスクを高める可能性があります。
これまで産後うつの発症時期には個人差があるとされていましたが、近年の国の調査では、発症のリスクは出産から2週間後が25%と最も高く、産後1か月でも17.4%と、短い期間に集中してリスクが高まることが分かってきました。
つまり、早期発見、早期治療がより重要になるということですね。
稲沢市は生後2ヶ月以内に母子の健康状態を観察する新生児訪問や、産後の母子のケアを行う産後お泊まりケアなどを行なっています。しかし、産後お泊まりケアの利用数は少なく(年間11件、32日間程度)、制度自体をご存知ない方も多いです。
→ 今年度から利用料金が一日2500円となり、近隣市町村の中でも安価に利用できるようになった。
また、産後うつ病に至った方は産婦人科だけでなく、精神科との連携も必要ですが、母親側の「精神科はちょっと…」、精神科の「妊産婦は専門外…」という意識によって充分な治療に繋がっていないことが分かってきました。
妊産婦からの相談を待つのではなく、こちらから関わりに行く攻めの支援を行うこと、支援策を分かりやすく、そして頻回に周知すること、精神科との連携がポイントになると感じたので、政策としてまとめて担当課に伝えていこうと思います。
forms.gle稲沢市議会議員 しち おう/志智 央
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