稲沢市議会議員 しちおう ブログ

不登校を経て、作業療法士として病院に勤務、現在は稲沢市議会議員として活動する「しちおう」のブログです。

稲沢市に住むハードルの高さの一つが、町内会の負担と入会金の高さにあるのかもしれない

稲沢市議会議員のしちおうです。

今朝は平和町で街頭活動後に監査委員の仕事に出ました。

 

平和町での街頭活動中に近隣の方からある相談を受けました。内容は、「稲沢市外に出ていた息子夫婦と敷地内同居をすることになったけれど、息子の嫁が地域行事への参加を重荷に感じて反対だった」というものでした。

 

聞くと、その方のお住まいの地域は、排水溝の清掃、神社や寺の掃除、町内の役員会など地域行事が多く、夫が仕事等を理由に出席できないと妻が代わりに出なければならず、それを負担に感じたそうです。

 

…確かに。

地域住民は持ちつ持たれつの関係ですし、地域行事を通じて顔見知りを増やし、生活しやすくする要素もありますが、特に若い人で、子育て中の場合は地域行事に参加する余裕もない場合があると思います。

 

稲沢市は、こうした地域行事が盛んで、同年代から苦情を頂くことが少なくありません。

全てを無くすべきではありませんが、今の時代に合わせて負担を減らすことは、必要なのかもしれません。

たとえば、私の住む地区はかねてから排水溝の掃除と草刈りを住民が行ってきましたが、高齢化を理由に外部委託しました。こうした取り組みは、清掃など身体負荷の高い行事に参加できなくなってきた高齢者にとっても、助かる話なのでしょう。

 

加えて、稲沢市の一部の場所では、転入した際に居住区に支払わなければならないお金(転入披露金と言う名前が多い)がある地区があります。

理由としては、地区の公民館を建てた時にみんなで負担したお金を新たに転居した人にも求めるなどですが、10万円から、場所によっては、数十万円の所もあります。ビックリですよね。

その地区に馴染みのある人や、不動産業者から事前に説明を受けている人は良いですが、そうでない人と地区がトラブルになるケースも見聞きします。他にも、結婚した際に住民にそれを報告する結婚披露金等(最初、結婚おめでとう!で貰えるお金だと思いましたが、逆で。支払わなければならないのです)、不思議な風習が現代にも残っています。

 

私は市外から来たせいなのかな。これらの制度にとても驚きました。

そして、自分の手の届く範囲で変えるために動いています。結果、来年度から私の住む地区では結婚披露金が無くなることになりました。が、これだけでも数年がかりです…

 

稲沢市は子育てを推進する町づくりをしていますが、こういうローカルルールの変更も必要ではないでしょうか。住民自治の観点から行政は介入できないけれど、せめて相談があった時に「こういう方法もありますよ」と各地区の改善策を共有できると良いのではないかと考えています。

 

みなさんお住まいの地区にも、(困った)ローカルルールはありませんか?

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