稲沢市の認知症カフェの取り組みを見学しました - 稲沢市議会議員　しちおうブログ

稲沢市議会議員のしちおうです。

先日、稲沢市祖父江町にある公園施設”いこいの広場”で「井戸端カフェ」という名の認知症カフェが開催されたので、お邪魔しました。

認知症カフェは、認知症の方やそのご家族、また、認知症の不安や心配のある方が集い、地域の方や専門家らとの交流を通して情報共有や相互理解を深めることを目的にされていて、誰もが身軽に集まって話をしたり、相談したりできます。

今回お邪魔した井戸端カフェは、予約不要、出入自由。参加費は200円で、入り口で受付した後にペットボトルのお茶やスティックタイプのコーヒー等とお菓子を受け取り、席について談話したり、作業したり（この日は来月のクリスマス会に向けて折り紙でリースを作っていた）、専門職に相談したりしていました。

会場は大盛況で、人が人を呼び、「友達に誘われたから来た」という方がたくさん見えました。終始穏やかな雰囲気で、参加されているみなさんは、とても良い表情をされていました。

この井戸端カフェがすごいのは、高齢者の気軽な相談窓口である「地域包括支援センター」の職員さんや、認知症の初期対応をすることで悪化を防ぐ「認知症初期集中支援チーム」の職員さんが来て下さっていることで、認知症にまつわる専門的な相談が気軽にできる場になっているということです。

よく「専門機関に相談」って言いますけど、そのハードルって高くって。こういう場所に「専門家が来てくれる」って、とても大切なことなんですよね。

今年開設されたばかりとのことですが、代表の方も周りのスタッフも、関わっている専門職のみなさんもすてきで、とてもいい居場所になっていると感じました。勉強になりましたし、私が担当していた患者さんとの再会もあって、お邪魔できて良かったです。

これからもっと稲沢市で認知症カフェが増えるように、そして専門家との連携が図れるように、取り組んでいきたいと感じました。

楽しくて、ついつい長居してしまいました。