稲沢市議会議員 しちおう ブログ

不登校を経て、作業療法士として病院に勤務、現在は稲沢市議会議員として活動する「しちおう」のブログです。

【2023年6月議会報告その1】放課後児童クラブの問題

こんにちは。稲沢市議会議員、しち おう(志智 央)です。

先日、議会で登壇してきました。その報告をしたいのですが、それよりも。

傍聴に来て下さった方々、ありがとうございましたー!このブログやSNSの案内を見て、足を運んで下さったのだと思いますが、とても嬉しかったですー!!

誰もいないよなー、と思って傍聴席を見上げたら(議場は3階、傍聴席は4階にある)、何人かの方が来てくれていて、「がんばらねば!」といつも以上にやる気が出ました。

 

議会は「日常」を取り扱っていて、誰が見ていなくとも、人々の暮らしやすさを増すために動いています。ただ、その姿を「誰かが見ていてくれる」と、緊張感も相まって、より頑張れるんですよね。

休憩時間がなくて、お礼を言えませんでしたが、感謝しています。また気軽に来てほしいです。

 

それでは、恒例(?)の議会の振り返りをします。初日のテーマは、放課後児童クラブです。

・放課後児童クラブ(学童)
稲沢市は、就労等により、昼間保護者がいない家庭の小学生を対象に、学校終了後(長期休暇中は午前7時30分)から午後7時15分まで子どもを預かる児童クラブを実施中。

定員超過の問題について

(しちおう)
近年、児童クラブの定員超えが深刻だよ。
市内29ヶ所のうち、9ヶ所が定員超え。希望者の増える夏休みは22ヶ所に増えている。
どんな基準で受け入れて、定員超えにはどうやって対応してるの?

(市役所)
確かに登録者は定員超えしているが、実際の利用者数で見ると、定員超過は3ヶ所。通年利用では断るケースはない。しかし、夏休み中は利用者が658人も増加するため、近隣の児童クラブへの移動をお願いしている。昨年度、移動をお願いしたのは6ヶ所、89名。うち、移ったのは78名、利用を中止したのは11名。

 

(しちおう)
定員超えで運営されるクラブは、子どもの安心安全が脅かされるし、職員の負担も重い。利用を中止せざるを得ないケースは、保護者の離職や所得減に繋がる。
「児童クラブに預けられないかもしれない」、という不安は切実な問題だよ。
施設が無駄にならないように、将来的な子どもの数と照らし合わせながら、増設に取り組んでほしいし、増設はすぐできないから学校などの間借りを進めてほしい。

→ 間借りの障害となっているのが、クラブを運営する部署と、クラブを設置する学校との連携不足にあるため、改善を要求。

 

職員による不適切な指導について

(しちおう)
稲沢市の児童クラブで不適切な指導はあった?

(市役所)
職員が守るべき基準として、以下のようなガイドラインを設けている。
・子どもをからかったり、もてあそぶようなことはしない
・失敗したことを責めず、温かく見守る
・言葉の暴力、身体の暴力は絶対に行わない

常態化はしていないが、このガイドラインに反する事案があった。それぞれの事案にはその都度、担当の児童館・児童センターの所長や統括主幹、課長等へ報告し、厳重に注意・指導をするとともに、職員間で情報を共有して、再発を防止している。

 

(しちおう)
再発防止をさらに進めるため、以下の取り組みをしてほしい。
・職員に対する調査および面談を定期的に実施(問題の早期発見・早期解決のため)
・利用者である子どもに対してもアンケート調査を実施(問題を見過ごさないため)
・内部で声を挙げられない際に備え、相談先の設置および周知

(市役所)
今後は、利用者アンケート、職員に対する調査および面談を定期的に行う、問題があった場合の相談先を記載したチラシ等を掲示および配布する。

 

以上、議論の抜粋でした(正確なやり取りは後日公開される映像や議事録でご確認下さい)

今回取り上げた不適切な指導は、改善の必要性が特にあったので、その道筋を付けられたのが良かったです。これで問題の早期発見、早期対応が図れるようになると信じていますが、その通り進むかどうかを外部の目としてぼくが検証していこうと思います。

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