実はその後、犬山市まで勉強会に行ったんですね。もちろん走って。
と言いたいところですが、さすがにここの移動は走りではなく、車で…(笑)
この勉強会は中部大学が主催している政策塾の企画で、テーマは、「犬山市の街づくりと市議会の改革」でした。まずは、城下町と犬山城の見学からです。
犬山市を訪れたのは数年ぶりでしたが、その時以上の賑わい。すごい人でした。
当時のままの城下町が残ります。着物のレンタルもあって、余計に映えますね。
今ではこんなに賑わう城下町も、少し前までは閑古鳥が鳴いていたそう。
行政は、城下町の道路を広げて、街並みを一新する事業を計画していました。しかし、今回講演頂いた石田元市長が「中止」を公約に選挙を戦い、当選。
その後、国と県と激しいやり取りを行なった末に、以前の計画を変更。街並みを残し、文化を引き継ぐことで、今の観光振興で潤う犬山市の未来を作りました。
この判断が無ければ、今の犬山市の城下町と観光は無いわけで、市長の決断の重さと、政治判断の重要性を改めて感じました。
お祭りで使う山車。「自分たちの地域でも山車を出そう」と手作りした物らしいです。
みんな街が好きなんだね。
インスタ(SNS)映えしそうなハート形の絵馬。分かってらっしゃる。
そして、国宝・犬山城。さすがの貫禄。
(筋肉痛のため)生まれたての子鹿状態の震える足で上った天守閣からの景色。最高。
街の見学と街づくりについて講演頂いた後は、
犬山市議会のビアンキ・アンソニー議長と柴山副議長、久世市議から話を聞きました。
犬山市議会は、とても改革が進んでいます。
親子で議場見学する会や、議会と馴染みの薄い人たち(子ども・若者・女性)が議場に立って議員に質問する機会を設けるなど、開かれた議会・議会を身近に感じるための活動をしています。
さらに、市民が議場で政策提言し、それを議員が煮詰める市民フリースピーチ制度や、
議員間の話し合いを徹底的に行なうことで、議員個人ではなく議会一丸となって政策を提言、その結果、行政を動かすに至るなどの改革に取り組んでいます。
メディアでも度々取り上げられて、一昨日には全国の議会、自治体、市民が参加するマニフェスト大賞で2000以上の先進事例からグランプリを獲得しました。
議会には強い権限があります。
しかし、今の議会ではその可能性を生かし切れていない。
だから、変える。議会の機能不全を正すチャレンジを犬山市議会はしています。
そんな犬山と比べると、稲沢市議会はまだまだまだまだ改善が必要なことばかり…
僕にもっと力があれば…と思うけど、
思うだけでは何も変わらないし、僕は今の議会の現状を変えたいから、まずは自分から変わることで、同じ思いを持つ人と共に議会を変えていきたいと決意を新たにしました。
全国の地方議会では不祥事が続き、風当たりが強くなっていますが、
お会いした4人の政治家は、信念を持って仕事に取り組み、個性的でかっこ良かったです。僕もこんな風になりたいと強く思う、マラソン後のボロボロの体に沁み渡る良い勉強会でした。
稲沢市議会議員 しち おう/志智 央
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