稲沢市役所本庁舎は実はすごい建築物だった！？ - 稲沢市議会議員　しちおうブログ

稲沢市議会議員のしちおうです。

先週末、稲沢市役所の建物が「日本におけるモダンムーブメントの建築264選」に選ばれ、その授賞式がありました。

稲沢市役所の歴史は古く、建造は1970年。大屋根と外柱によるコンクリート打ちっぱなしの構造の中に、大小さまざまな箱上の部屋を組み込んでおり、当時詳しい人たちの間では注目されていたそう。

特に議場は、建物とデザイン的にも構造的にも分離されて作られており、「議会の行政組織からの独立性を示す表現」が、入り口すぐの市民ホールは、建物のうち大きなスペースを占めており、「市民を主体とするホールを表現」されていました。

ぼくはこのことを授賞式で初めて知りました。

建物に込められた「市民を主役とし、行政と議会に独立性を求めた」先人たちの思い。建物を知ることで、ふだん何気なく通っていた職場の見え方は変わりましたし、ぼくら議員の役割について再認識させられました。

※ 写真中央の茶色のタイル張りの建物の頂点に議場がある。

今回の受賞（国際的学術組織であるdocomomo japanによるもの）は歴史あるものだそうですが、残念ながら表彰を受けた264の建物の内、30件は改築され大きくデザインが変更されてしまったそうです。大切に使うこと、そして、込められた思いを引き継ぐこと、を意識していきたいと思いました。

※ ちなみに、こちらの写真が1970年、建設当初の稲沢市役所付近。今と全然違うー！！

　1970年の稲沢市の人口は合併前というのもあって約8万人。
　新しい都市計画道路（西尾張中央道と南大通線）の交点に建てられました。

　こうして、今の景色も50年後に振り返ることになると思うと感慨深いですね。

・11月の街頭市政報告会の予定
　2日：高御堂　10日：市役所　14日：平和町

　※天候などの影響で順延する可能性があります。
　参集頂ける場合は、事前連絡頂けると幸いです。
　時間は7〜8時30分　国府宮駅のみ7〜10時に開催。
　新型コロナでの困りごとなど、気軽に相談下さい。