稲沢市議会議員のしちおうです。
本日、稲沢市議会の議場において、市内の私立高校(愛知啓成高校)主催の高校生議会が開かれました。内容は、高校生が議員役となり、市長や市役所幹部職員に対して一般質問(市政に対する質問や提案をする)をするもので、主権者教育の一環として行われました。
ぼくら議員がふだん座っている席には高校生の姿が。
開会式にて参加者全員のあいさつが行われた後に、グループ(会派)に分かれて稲沢市の⑴ 地域活性化策や⑵ 観光、⑶ 外国人の生活支援などについて質問や提案がなされました。
たとえば、⑴ 地域活性化策では、稲沢市にある旧街道(美濃路稲葉宿)の魅力を再発掘する案。⑵ 観光では、政策の柱としている子育て世帯をターゲットにファミリー向け観光プランの開発。⑶ 外国人の生活支援では、日本語講座や学校の通訳の拡充、災害時の支援などが取り上げられていました。
ぼくら議員はそれを傍聴席から眺めていたのですが、彼ら彼女らの一生懸命な姿に、内容はもちろんだけども思いを込めて伝えることがいかに大切か、を改めて考えさせられました。
あと、ぼくが初めて一般質問した時にめちゃくちゃ緊張したことを思い出した(笑)
若者の意見を正式な場で聞く。と言うのはとても大切なことです。
特に18歳未満の子は選挙権がないので、自分たちの意志を市政に反映させる手段が乏しい。これからの未来に一番関わってくるのにも関わらず。したがって、今回の高校生議会のような取り組み(コロナ禍前は学生の意見を聞く”意見交換会”なども開催していた)は何らかの形で続けられると良いと感じました。
ちなみに、稲沢市では2004年まで議場で中学生議会を開いていたそうです。市町村合併を機に無くなってしまったそうですが、主権者教育にいち早く取り組んでいた強みをいま一度思い返していきたいですね。
参加された高校生、指導された教員の方々、コーディネートした市職員の方々、お疲れ様でした。ぼくも高校生のひたむきさを見習って、頑張らねば!