9月議会の登壇を終えました。
見に来て下さった方々、ありがとうございました!
今回は、LGBTについて取り上げました。
LGBTは、同性愛者であるレズビアン、ゲイ、両性愛者であるバイセクシャル、性同一性障害であるトランスジェンダーの頭文字を取った言葉です。
日本には、13人に1人くらいの割合(左利きの人と同じくらい割合)で見えて、
その内の約7割が学校でいじめを受け、3割が自殺を考えたことがあるそうです。
当事者は自傷行為の経験が多く、幸せと感じる割合も低い状態にあるため、
特に当事者の子どものいじめ等を減らすために今回取り上げました。
結果から言うと、
■ 教育現場
・当事者の相談相手となりやすい教員やスクールカウンセラーに研修を行なう
・稲沢市でLGBTの相談事例があったので、対応方法を各学校で共有する
■ 市役所
・「LGBT・性的少数派」や「性的指向・性自認」をテーマとした研修を企画
・公的書類の不必要な性別欄見直しについて検討
などで前向きな回答を得られました。
稲沢市での相談実例は、教員がいち早く気付いて、対応したとのことでした。
当事者の約7割は「先生はいじめの解決に役立たなかった」と感じている調査もあり、
そんな不名誉を挽回できるように今後も取り組んでいってほしいですね。
もう少し読んでも良いよ、と言う方は、
今回も軽いノリで議会の一部を振り返るのでお付き合い下さいませ!
(しちおう)
・稲沢市の10カ年計画に「LGBTの理解促進に努める」って書いてあるけど、具体的には何してんの?
・LGBTへの理解不足による差別や偏見等をなくせるように、啓発活動や講座・講演会を開催しています。
(しちおう)
・今、啓発活動や講座・講演会やってるって言ったけど、もうちょい詳しく。
・本市と市民団体との共同で、講座「LGBTってなんだろう~多様性を大切にする社会に~」を開きました。同時に、図書館でも同テーマに関するパネルを展示しました。
(しちおう)
・どんな人が参加して、どんな反応だった?
・55人が参加し、「LGBTに対する理解が深まった」などの感想を頂きました。
(しちおう)
・当事者が声をあげづらい分、当事者でない人がこういう講座で正しい知識を身に付けて支援者に回るのは大切だよね。プラス、市役所の人も仕事で絶対接することになるから、知識を身に付ける場が必要じゃない?
・「LGBT・性的少数派」、「性的指向・性自認」に関する資料を、職員が見られるグループウェアに載せました。加えて、研修会を企画していこうと思っています。
(しちおう)
・グループウェアを読んでくれると良いけど…
研修会の後に「グループウェアに分かりやすい資料があるよ」とアナウンスすると見る確率が上がるかもしれないね。二重三重の対応で啓発に努めてね。
(しちおう)
・次に子どもについて触れるよ。稲沢市の教育現場でLGBTの相談ってあった?
・平成29年度には、1件ありました。小学校で服装やトイレで異性としての行動をとっていることに教職員が気付き、保護者と今後の対応について相談しました。
(しちおう)
・義務教育でLGBTについて学ぶ機会ってないよね。
だから、子どもは自分の体と心の違和感の原因が分からずに苦しむ面がある。
まずは、 子どもの相談相手になりやすい教員やスクールカウンセラーだけでも正しい知識を学んで、支援に繋げられるよう動いてくれないかな?
・国からの通知や手引きを使って、教員やスクールカウンセラーが理解を深める機会を設定し、支援につなげられる体制づくりを進めます。
(しちおう)
・教員も専門的な知識がなくて対応しづらい場合は、各種専門機関へ繋ぐことも含めて対応の流れを作っておくと良いよね。お願いしますね。
議会で何が行なわれているか分からなーいって方がほとんどだと思いますが、
こんなことを話しています。
みなさんにとって身近なことも話しているので、是非見に来て下さいね。
しち おう/志智 央
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