稲沢市議会議員のしちおうです。
鳥栖市では前回の教科・日本語に加えて、市民活動センターも視察しました。
鳥栖市の市民活動センターは、なんと商業施設内(稲沢でいうヨシヅヤやアピタ)の一角にあります。買い物ついでにフラッと立ち寄れますし、市民活動というちょっとお堅いイメージを払拭して、これまで興味のなかった人へアプローチできると感じました。
背景
2007年に「私たちの好きなまちは私たちでつくろう」を合言葉に開設。
NPOやボランティアをしている人、これから市民活動を始めようとしている人々が集い、情報交換し、活動を行なう拠点として利用できるようになっている。
機能
相談窓口、フリースペース、PCコーナー、レターケース(登録団体用)、ボランティア情報、活動紹介、有料で会議室やロッカー、印刷機、コピー機が使えるようになっている。
市民活動センターでは相談だけでなく、市民活動に必要な知識を身に付けたり、講座が開かれたりしていました。実際にこの講座で新たな市民活動団体が立ち上がる(子どものオモチャを直す“おもちゃ病院”の取り組みを聞いて、鳥栖市で定年後の方々が団体を立ち上げた)などしていました。
また、運営の自助努力によって、事業の成果と収益を両立できるよう腐心されていました(バザーを開いて、その売り上げを収益に入れるなど)
(修理待ちのおもちゃ)
感じたこと
稲沢市にも市民活動支援センターはあります。しかし、どうしても活動団体とメンバーが固定化されがち。そんな中、鳥栖市では新たな活動が広がるよう、事務局が積極的に講座やイベントを企画し、おもちゃ病院の取り組みが始まるなど成果が出ていました。
稲沢市でも新しい活動が始まる仕掛けづくりや、団体とボランティアに参加したい人とのマッチング強化、NPOを作りたい人の申請の手助けなど専門的な相談機能の強化などが望まれるし、市民活動支援センターの場所の見直し(現在の国府宮駅東・総合文化センターから、商業施設内へ移転するなど)も含めてバージョンアップが必要だと思う。
市民活動が盛んな地区は活気があるし、高齢者の拠り所になったり、いろんな世代が交わる場になったり、災害などもしもの時に頼れたりします。稲沢市でも更なる取り組みができないか、視察内容を参考にして3月議会の中で触れていこうと思いました。
稲沢市議会議員 しち おう/志智 央
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