稲沢市議会議員 しちおう ブログ

不登校を経て、作業療法士として病院に勤務、現在は稲沢市議会議員として活動する「しちおう」のブログです。

コミュニケーション

9月13日の議会登壇に向けて、関係部局との打ち合わせが続いています。

打ち合わせと書くと、茶でも飲みながら穏やかに、時にはキャッキャ言いながら話す姿が想像されるかもしれませんが、違います。言葉の打ち合わせ(ボクシング)です。笑顔で、低姿勢なまま、言葉で殴り合うのです。20代の私が相対するのは、40〜50代の課長達、いわば世界ランカーにプロ成り立てが挑むようなもので、大体こてんぱんに負かされ、家で一人ヤケ酒です(大半は冗談です)。

 

そんな私も、すぐに熱くなるタイプなので、事前にいくつか“自分ルール”を決めます。

たとえば、①意見が通らなくても怒らない、相手も市を良くしたい思いは同じである。②一度の話し合いで結論を急がない、変えるのには時間がかかる。③年上として尊重する、が、言いたいことは全て言う。④自分が発言する分、相手の意見も聞く。等です。

 

特に、②の「一度の話し合いで結論を急がない」は今の仕事に就いてから、よく考えるようになりました。短い時間で変えようとすると、弊害が生じます。自身の発言の無理であったり、目的が意見を通すことにすり替わってしまったり、強引に意見を押し通したことによる互いの関係性の歪みであったり。長い目で見ると、非効率なことが多い。

本当に変えたいことならば、ゆっくり時間をかけて取り組む必要があります。逆に、結論を急がないことで余裕が生まれ、飲まなくて良い条件は飲まずに済む。結論は急がないけれど、必ず到達する姿勢でいるので、様々な方法で、何度でも取り上げる、執念に似たしつこさが必要です。

 

 

でも、それら様々な原則以上に大事なことがあります。それは、気持ちです。理屈で人の心は動きません。どれだけの熱意を持って伝えるか、結局一番必要なのは真っ直ぐな気持ちなのだと思います。私はそう思う度に、初めて手話をした時のことを思い出します。伝えたい想いと、受け取りたい気持ちが重なった時の喜びを忘れずに、何度でもコミュニケーションを。

変わらない、同じ結末だよって声に負けずに、勇気を持ってコミュニケーションを。

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shichioh.hatenablog.com

■ 9月13日:一般質問登壇予定

内容:シティプロモーション〜稲沢市の広報活動について〜、ふるさと納税

1人目:9時30分〜10時30分 2人目:10時45分〜11時45分 しち:13時〜14時

(発表時間によっては、11時30分頃から話し始め、昼休憩を挟んで13時再開かも)

稲沢市|平成28年第4回稲沢市議会9月定例会 発言通告書