稲沢市議会議員のしちおうです。
来週ある議会登壇に向けて準備を頑張っています。
私は一つのことをずっと考える癖があって、今は議会登壇のことで頭がいっぱい。「前向きな回答を得られるかな」「お話が60分で収まるかな」「滑舌が悪くとも、元気に、ゆっくり話してカバーしなきゃな、忘れないように原稿にメモしておこう」など、脳の容量のうちほとんどが使われている気がします。
この、一つのことをずっと考える癖は、悪く作用すると他のことが考えられなくなったり、考え過ぎて悩みが深まったり、不安になったりするのだけど、良く作用すると極めて集中できたり、問題解決の糸口が見付かったりするんですよね。一長一短。何事も使いようです。
さて、今回の議会登壇のテーマの一つは、ひきこもりです。
ひきこもりは、自宅にひきこもって学校や仕事に行かずに、家族以外との親密な対人関係がない状態が6ヵ月以上続いている状態のことを言います。
国の調査によると、ひきこもり状態の人は15〜64歳の約2%、50人に1人と言われています。これを稲沢市の15〜64歳の人口に単純に当てはめると、1600人になります。
稲沢市内に、自宅にひきこもって家族以外との交流がない、1600人もの人とその家族がいる。その内、支援先である市役所と繋がれた人はわずかで、ほとんどは相談すらできておらず、孤立した状態にあるという事実は、とても重いと思うんです。
じゃあ、どうすればいいか。元当事者として思うことを提案します。
一つ目は、早期介入、早期支援。
ひきこもりのいくらかは、学校の不登校からそのまま引き継がれています。なので、不登校の子が卒業する時に福祉に繋がれるように道を作る必要があります。
二つ目は、相談員とのゆるく、長い、繋がり。
ひきこもりから抜け出すことは一朝一夕にはいきません。それはひきこもりの期間が長ければ長いほど難しくなります。相談員と顔の見える、ゆるく、長く、繋がっていく。そのために支援機関の人の情報をまず開示し、「こういう人が相談に乗ってくれる」コラムの記載などを通して「こういう考えで支援している」が伝わるようにする必要があります。
三つ目は、次の一歩を踏み出すための就労体験。
ひきこもりの人は積極的にひきこもっている人(今は休息が必要な状態にある人)と、消極的にひきこもっている人(休息等を終えて、次に進みたいが、その力が出ない人)がいます。
相談員ら人との繋がりを得たあと、社会との繋がりを求める段階になった時に、いきなり仕事はハードルが高い。その前段階として、有償ボランティアの機会を提供することで「誰かの役に立ち、誰かに必要とされる、そして生きるために稼ぐ」体験をすることを後押しできないか、と考えています。
元当事者として、ひきこもりの時の自分がしてほしかったことを提案したい。
そんなお話を聞く議会登壇の日は、6月19日(水)9時30分から、場所は稲沢市役所4階です。
みんな、来てくれよな!
forms.gle稲沢市議会議員 しち おう/志智 央
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