稲沢市議会議員 しちおう ブログ

不登校を経て、作業療法士として病院に勤務、現在は稲沢市議会議員として活動する「しちおう」のブログです。

稲沢市で”学校の今後のあり方を検討する会”(稲沢市学校施設整備基本計画策定委員会)が発足

こんにちは。稲沢市議会議員、しち おう(志智 央)です。

先日、稲沢市で「学校施設の今後のあり方について考える会」(稲沢市学校施設整備基本計画策定委員会)が発足しました。そこでは、小中学校の統廃合や校区の再編なども含めた議論がされる予定で、7月末時点で2回の会議が終わり、1回目の会議の議事録が公開されました。

・該当ページ

・第一回資料

・第一回議事録

稲沢市学校施設整備基本計画策定委員会 発足の背景

なぜ、こうした議論が始まったのかと言うと、

時は10年以上遡り。2013年頃より、学校を含む公共施設の維持管理が手に負えなくなる未来を見据え、解決策が考えられていました。しかし、学校は教育機関という機能だけでなく、地域住民の拠点であり、避難所でもあることから、統廃合の議論は進みませんでした。

 

しかし、そこから、少子化が想像以上の速度で進み、児童生徒数は減少。稲沢市の中でもクラスが一つしかない小規模校が増え、中には一クラス一桁台の生徒数の学校も出てきました。

 

学校建物の老朽化も進み、築年数40年超えの校舎棟がある学校が27校(32校中)維持管理ではなく、建て替えが必要な段階の建物が多くなってきました。

 

先送りされて深刻化してきたこれらの課題を解決し、子どもたちの良好な学習環境を確保するためにはどうすればいいか?学校再編や建て替えなどの具体的な対策含めて検討したい。というのが委員会発足の背景です。

 

「学校再編」という難しい問題を、まずは知ることから始めよう

今後、委員会で議論がなされ、市民への意見公募(パブリックコメント)などを経て、基本的な計画が作られます。でも、学校のあり方、教育のあり方ってとてもとても大切なことで。委員会の人たちだけじゃなくて、みんなで、主体的に、考えていきたいですよね。

とは言え、急に「今後の稲沢市の学校のあり方についてどう思う?」と聞かれても、難しいと思います。だから、まずは、「今」、「現状」を知ることから始めてみてほしいです。

委員会で提示された資料や議事録を確認しながら、「なるほど。子どもの数がこんなに減っているんだな、老朽化した学校がこんなに多いんだな、じゃあ、これからの未来に向けてどんな学校がいくつくらいあると良いのだろう」などと考えていけると良いです。

 

いま、稲沢市の中で少子化が著しい地域では、一クラスの学校が増えたり、保育園の入園者が減った末に募集を停止したりして、「このままだと、学校が、無くなるかもしれない」という不安感だけが広がっています。

それは、やはり、良くないことで。背景や経緯を公表して、特に当事者(子どもや、これから子どもを学校に通わせることになる保護者やその世代)が置いてけぼりにならないように、そして、「誰かに決められた」んじゃなくて、「自分たちで決められる」ように、みんなで動いていきたい。との思いからの情報共有でした。

forms.gle稲沢市議会議員 しち おう/志智 央
Facebookhttps://fb.com/shichioh
Twitterhttps://twitter.com/shichi_oh
Instagramhttps://www.instagram.com/shichi.o/
phone:090-4239-4726
mail:shichioh@gmail.com