稲沢市議会議員のしちおうです。
先週、市内の小学校で手話を学ぶ授業が開催され、見学させてもらったので報告します。
子どもたちは事前に貸与されているタブレット端末を用いて、稲沢市が公開しているYouTube動画を視聴。あいさつや家族を表す手話を勉強していました。
当日は聴覚障害者の方を講師役にお招きし、あいさつを表す手話と、その成り立ちについて学び(「おはよう」で使う右手の拳は枕を表している。「ありがとう」の手の動きは相撲で懸賞金を得る時に行われる所作から来ているなど)、ふりかえりのテストを受けていました。
聴覚障害者の講師が教室に入ると、子どもたちは自発的にあいさつの手話を用い、必死にコミュニケーションを取ろうとしていて、覚えたことが実践に繋がっていて、とても良いなぁと感じました。
授業の終わりには、子どもたちが学習発表会で披露する予定の手歌・YOASOBIのツバメ(いま、NHKの教育番組でSDGsの企画で使われている曲)」を見せてくれて、拍手喝采でした。
この取り組みは、稲沢市が手話を言語として認める「手話言語条例」を制定し、音の聞こえないろう者と、音の聞こえる聴者との境を解消し、聞こえる聞こえない関係なく、その人らしく生活できることを目指す取り組みの一環となるものです。
子どもの内から手話を学び、理解を広げることは、手話を使える人の確保や養成、手話を使いやすい環境作りに繋がると感じます。この取り組みが、これから市内の他小中学校にも広がっていくと良いですね。
なお、稲沢市が作った手話の動画は、誰でも閲覧することができます。ぼくも、この授業にお邪魔する前に改めて見て、勉強しました。あいさつは、一分半ほどで学べるので、みなさんも是非ご覧下さい。
稲沢市議会議員 しち おう/志智 央
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