稲沢市議会議員 しちおう ブログ

不登校を経て、作業療法士として病院に勤務、現在は稲沢市議会議員として活動する「しちおう」のブログです。

新型コロナの濃厚接触者になって大変だった日々のレポート

稲沢市議会議員のしちおうです。

先週、新型コロナウィルス感染症の濃厚接触者に必要な隔離期間を無事に終え、日常に戻ることができました。娑婆の空気のうまさを感じつつ、2歳の子どもと二人きりで1週間缶詰めになることの大変さ含めて、これまでの経緯と今後の備えについてまとめます。

経緯

妻が起床時に37.5度の微熱と喉の痛みを自覚。病院を受診することになる。

ぼくは発熱等の症状はなく、職場に確認したところ、欠席は「陽性者、濃厚接触者に限られ、濃厚接触者疑いは含まれない」ことから出勤。

保育園は家族で発熱した人がいる場合、登園できないため、妻が病院まで連れて行くことに。

 

妻は医療従事者であるため、詳細な検査が必要との判断からPCR検査が行われる。朝一の受診で正午過ぎに結果が判明。陽性とのこと。

ぼくはその連絡を受け、仕事を早退。各自治体のHPを見て、「濃厚接触者は感染者ではないが、不要不急の外出を控える。食料等の買い物は可能だが、最小限の回数でお願いする」との記載を読み、最低限必要なベビー用品、食料品等を買って帰宅。

 

妻は一般的な解熱剤等を貰い自宅療養。朝と異なり、38度を超える熱と悪寒。自身で起きられないような状態に。マスク、手洗いなどの基本的な感染症対策、部屋の隔離等を行なう。

2日目

妻は38度台の熱が続く。喉の痛みが悪化し、食事が喉を通らなくなる。

2日目の夜にようやく保健所から連絡があり、明後日の発症4日目以降であれば療養施設に入れるとの案内を受ける→ 家庭内感染を防ぐために応募。

※ 療養施設に入ると途中帰宅は出来ないため、仮に妻が入所後にぼくか子どもが発症すると介助者がいなくなる、助け合えないリスクがあり、家庭内感染を防ぐか、発症のリスクに備えるかで非常に悩んだ。

なお、濃厚接触者に対する検査はなく、ぼくも7日間の隔離生活を行ない、体調悪化時に病院受診をして下さいとのこと。ブログでも取り上げてきた愛知県の事業「配食サービス」の打診はなく、備蓄をしていたことと初日に買い物をしたことに救われることになる。

3日目

妻は解熱剤を使わなくても37度台の熱に落ち着く。喉の痛みは継続。

ぼくは部屋にこもって子守りをしながら、妻の介助(食事の用意や洗濯など)も行なう必要があり、大変だった。

4日目

妻が療養施設へ。療養所へは手配された車で移動し、帰りは公共交通機関or家族の迎えをとのこと。1週間の滞在なので荷物は多くなりがちなのに、自家用車での移動が禁止されているのはとても不便だった。

5日目以降

妻の体調は徐々に回復。予定通り、10日間の隔離生活で退所。

ぼくは子守りに悪戦苦闘しながらも、子ども共々体調に異変なくなんとか乗り切った。

 

感じたこと

感染症対策を徹底していてもコロナには罹る

だから、誰が罹っても責めない。責める空気が「コロナだと分かると大変だから、受診しない」など体調不良時の受診をためらわせ、感染を拡大させます。

・ただの風邪と思わない

妻の体調を間近に見て、相当しんどそうでした。かからないに越したことはないし、特に基礎疾患のある人はこれからも甘く見ないでほしいです。

・備えは充分に

公的な支援は限られるため、食料品、日用品、ベビー用品等の備蓄をされることをおすすめします(療養施設に行くことを考えると、3食冷たい弁当なので、レトルトの味噌汁、カップ麺などお湯で使える食品があると良い)また、Amazonなどネット宅配サービスは本当に有用で助かりました。

また、家庭内感染を防ぐための動線を事前に考えておくことも重要です。たとえば、もしも自分が感染した場合、どこに布団を敷いて、寝起き、生活をするか、どのように家族と隔離するかなどを明確にイメージしておかないと混乱します。

・子連れは特に注意

正直一番大変だったのは、2歳の子どもと二人きりで1週間缶詰めになることです。特に感染していない濃厚接触者の場合、子どもの元気があり余るので大変です。

ぼくは前半はAmazonでおもちゃ(粘土など、これまで家になかったもの)を買ってしのぎ、後半は子どもを車に乗せてドライブしたり、車内でお昼ご飯を一緒に食べてピクニック?したりして息抜きしていました。

 

振り返っても本当に大変な一週間でしたが、これからもぼくや家族が感染者になる、あるいは濃厚接触者になる可能性はあります。また隔離生活に陥る可能性がある…と考えるとゾッとします。。

当事者になって初めて、自分の生活に及ぼす影響が本当に大きいことに気付きました。出来るかぎりその影響を少なくするために、事前の備えと、基本的な感染症対策の継続。そして、感染者や濃厚接触者への理解と助けを意識していきたいと思います。

 

以上、最近あまり見ない新型コロナ当事者レポートでした。

f:id:shichioh:20220310124615j:plain