稲沢市議会議員のしちおうです。
今日は9月議会のテーマの一つである「多胎児」支援をご紹介します。
多胎児という言葉は聞き慣れないかもしれませんが、ふたご、みつご等のことです。
30〜40年前と比べると約2倍に増えていて、人口動態統計から予想するに、稲沢市でも年間10組くらいの子どもが多胎児として生まれていると思われます。
多胎育児は、当然ですけど、授乳やおむつ替えの回数が多くなり、睡眠不足や産後うつに悩む保護者が少なくありません。加えて、多胎児の7割強が低体重で生まれるため、障害や言葉の遅れなど、健康上のリスクも大きくなりがちです。
虐待のリスクも単胎育児家庭と比べて10倍以上、虐待死も2.5~4倍になると指摘されており、2018年には愛知県豊田市で、母親が生後11カ月の三つ子の次男を畳にたたきつけて死亡させるという、痛ましい事件もありました。
ぼくは子育てが始まって、大変さを実感して、以前の職場にいたふたごのお母さん(職場の先輩)のことを思うようになりました。大変だったろうな、大変さを少しも理解出来ていなかったな、と。「稲沢市でも同様に困難を抱えている家庭があれば支援したい」と思い、今回のテーマに選びました。
具体的には、
⑴ 保育園の優先入園
⑵ 妊婦健康診査の回数を増やす(妊婦と子どもの健康状態を定期的に確認したり、医師や助産師に、妊娠や出産、育児に関する相談したりする機会を増やす)
⑶ 多胎育児の経験者による相談支援(ピアサポート)
⑷ タクシー等での移動支援
⑹ ファミリーサポートセンターのお試し券配布、などの提案をする予定です。
今回も政策提言盛りだくさんでお送りします。
登壇は明日。詳細は、新型コロナウィルス感染症の影響で議会の傍聴は極力ご遠慮頂いているので、終わり次第ブログで報告しますね。