稲沢市議会議員のしちおうです。
本日の臨時議会において新型コロナウィルスワクチンに関する議案が出たので、分かったことを共有します。
ただ、ワクチンに関する国からの通知が日に日に変わっているので、あくまで、2月8日時点での情報として受け取って下さい(本当に毎日、情報が変わっていくし、いろんなところから不確定な情報も出てくるので大変…)
接種スケジュール
2月から医療従事者への接種が開始。
3月中旬〜下旬に高齢者へ接種券が送付されます。
4月以降、高齢者への接種が開始。
そして、4月下旬以降に一般への接種券が送付される予定です。
接種会場
会場は市内に5カ所。
保健センターと保健センター祖父江支所の2カ所で集団接種を行ない、
市民病院・稲沢厚生病院・六輪病院の3カ所で個別接種が行なわれます。
Q:接種会場は5カ所だけ?
A:日本で初めて使用される予定のファイザー社製ワクチンは、管理などの制約が多く一医療機関で行なうのが難しそうです。
まずは、ファイザー社製のワクチンを保健センターなどで行ない、管理が比較的容易なワクチンが入ったらその他の医療機関も加わってもらう想定でいます。
「会場を増やして、もっと早くやってほしい」という意見があると思いますが、ぼくが1月中旬に担当課へヒアリングした時の接種会場は2カ所のみ。現時点では5カ所に増えており、担当課や医師会、各病院の関係者らが尽力してくれています。
みなさんにより早く、安全に行き届けたいという気持ちは一緒なので、不確定要素が多すぎる今はまずこの計画でスタートして、臨機応変に改善を図っていくことが重要だと考えています。
↓ 以上が概要です。ここからは各項目を細かく見ていきます。
集団接種の対象者と優先順位
稲沢市で行なうワクチンの対象者は、2021年1月1日時点で住民票のある方です。
対象は、16歳以上の方で合計11万7657人。内、65歳以上の高齢者3万7455人から先行して接種が行なわれます。
(※2022年3月31日時点での年齢で計算されるので、たとえば、2021年3月31日に64歳になる方は「高齢者」の枠に入ることになります)
Q:15歳以下は対象じゃないの?
A:現段階では、15歳以下は接種の対象外です。
安全性が確認された後に対象になると思われるので、その時点ですぐ行なえるよう、今回の議会で全員分の予算組みはなされました。
集団接種から外れる見込みの対象者
Q:妊婦は対象じゃないの?
A:妊婦の方は子どものことがあって余計に心配ですよね…。
現在、妊婦への安全性が確認できていないことから、国が対象にすべきかどうかを検討しています。
接種の流れ
1. 自宅に接種券(クーポン券)と予診票が届く。
2. 予約は、集団接種の場合、コールセンターに電話orウェブで予約。
個別接種の場合、各病院へ連絡。
3. 予約時間に合わせて「接種券」と「記入済みの予診票」、「身分証」を持ち会場へ。
接種にかかる公費
全市民を対象にワクチン接種を実施するための委託料(稲沢市医師会医師等の出勤料や医療機関での接種費用など)で5億6900万円。
ワクチン接種の体制整備にかかる委託料(印刷や発送、コールセンターの運営、WEB予約システム構築・運営、集団接種会場の運営)で2億800万円。
その他、注射器のシリンジなどの消耗品や医療廃棄物の処理費などと合わせて、合計7億8000万円。
その他
Q:ワクチンの健康被害が心配
A:不確定なことが多いので余計に心配ですよね。
市の対応としては、これまで年2回だった「ワクチン接種の健康被害救済に関する被害調査委員会」を毎月開き、健康被害の把握に努めていくそうです。
Q:ワクチン接種の個人負担は?
A:ありません、無料です。
「ワクチン接種の予約にお金が必要」などと語る詐欺電話が愛知県内でも出てきているので、くれぐれもご注意下さい。
現時点で分かっていることはこれくらいです。
何度も書いていますが、これから大きく予定が変わることがあります。完成形が出てから情報を出した方がいいという意見もあるでしょうし、ぼくも悩むところなのですが、
大切なことだし、みなさんの興味関心が高いことでもあるので、模索段階だとしても、それを踏まえて共有した方がいい、一緒に考えていきたい、と思って発信しました(そもそも行政の情報は市民のものですしね)
また何か進展や変更があったら、ブログで紹介していきます。
稲沢市議会議員 しち おう/志智 央
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