牧川保育園へ、一日保育士体験でお邪魔しました。
はじめに。
子どもが将来なりたい職業で上位に入る保育士さん。子どもの成長を見守り、促す、夢とやりがいのある仕事である一方、勤務の大変さや賃金の低さ、人手の問題が言われています。実習は、保育士さんの負担を更に増やしてしまうため悩みましたが…体験を通すことで現状を少しでも理解したいと思い、応募させてもらいました。
いざ、実習。
簡単なレクリエーションの後に、校庭へ。ミッション「時間まで子どもと遊ぶ」スタート!…しかし、29年の人生の中で、子どもとの接点が少なかった男しちおう、どう遊べば良いのか分からずソワソワしておりましたが…数分後には、鬼ごっこしたり、蝉の抜け殻やカエルを服に付けられギャーギャー言ってました。
実は、「仲良く出来なかったらどうしよう…」と転校生ばりの不安を抱えていたのですが、牧川保育園は、縦割りクラスで多年代の交流があるためか、人懐こい子が多く、急に表れた私をすぐに受け入れてくれました。(男性保育士が、3名も見えたことも影響していたのかもしれません)
その後、プールや給食、お昼寝の寝かしつけなども体験。私は、子どもらに何故か股間とお尻を執拗に叩かれあたふたしていましたが、保育士さんはテキパキと全ての子に目を行き届かせながら支援していました。
“その子に今、何が必要か”、“どこまで手助けが必要か”は、その子の今までの経過だけでなく、発達の段階を踏まえた指導が必要です。園の子は、想像以上に「自分のことは自分でやる」ことが出来ていて、保育に加え、教職としての関わりを保育士さんがしているから、身に付いた力なのだと感じました。
体験を終えて。
何よりも印象的だったのは、子どもらの楽しそうな姿です。園も先生も友達も好きって、伝わってくる。めまぐるしく一日が過ぎ、私は蝉並みの抜け殻感が漂っておりますが…保育士さんはこれを毎日、延長保育を含めてやっています。子どもの笑顔が、もし仮に、誰かの負担の上に成り立っているのなら、それは悲しいことだし、持続しません。マンパワーが充実すれば、今以上に質の高い保育・教育が実現できるし、「保育士さんへの支援は、最終的には子どもへ還元される」のだと思います。
また、私は、生きる上で「自信を持つ」ことが大事と感じていて、子ども時代はその自信を身に付けるための重要な期間です。そこには、人と時間とお金を割いても良いのではないかと、今回の実習を通して改めて思いました。保育士体験をすれば、きっと多くの人もそう感じるんじゃないかな。
様々な学びのあった本実習。ただでさえ忙しいのに、“議員のお守り”までして下さった園および子育て支援センターの先生方に心から感謝致します。そして、一緒に遊んでくれた子どもたち、すごく楽しかった!ありがとう。またどこかで会えると良いな。