中日新聞2015.12.24朝刊より
男性国会議員が育児休暇を取得されるそうです。
(実際は、規則に「育児に伴う休暇の規定」がないため、欠席届を出して対応するとのこと)
賛否両論あるようで、否定的な意見の方が多い様子。
理由としては、公職であり、市民の代表者で議決権を有する重責を放棄することは許されないなどが挙げられます。
重要法案の採決などには出席すると話すなど、議員もそのことは重々承知の上で、男性の育休取得率のあまりの低さ(2014年度2.3% 政府は2020年に13%を目標に掲げている)や、育休規定の創設や男性が育休をとる機運を高めるためにも、一石を投じられたのではないかと感じました。
ひるがえって、もし私がこの立場であったら、を考えました。
独身なので今まで考えたことがなかったですが、子どもが出来たとして「育休取りたい!」って言えただろうか。
もちろん同じような否定的な意見が返ってくるわけで…
これは大変、「勇気」が要ります。
世の男性も、程度の差はあれ同様の勇気を持って申請されているのでしょう。
取得率86.6%の女性も同じなのかもしれません。
取得した人も、取得出来なかった13.4%の人も、勇気が必要だったのではないのかな。
でも、これって。育休って、取るのに「勇気」を出さなきゃいけないことなのでしょうか。
勇気が必要なくらい高い壁があること自体が変なのでは。
女性も男性も、当たり前のように育休を取れることを目指さなければ、
子育て世代を取り巻く、この息苦しい雰囲気は変わらないのではないかと思います。
同世代の、自分が取れないのに議員が取れるなんてオカシイ!と言う気持ちも理解出来ます。
しかし、彼を支えることは、いつかの自分を支えることでもあると思うのです。
今回のことが育休を捉え直すきっかけとなり、
国会議員が取るなら私も!俺も!と声を挙げやすくなることを願っていますし、
男女共に育休を取るのに勇気なんて要らない社会を、目指したいです。