稲沢市議会議員 しちおう ブログ

不登校を経て、作業療法士として病院に勤務、現在は稲沢市議会議員として活動する「しちおう」のブログです。

稲沢市の無料法律相談に同席してみた

稲沢市議のしちおうです。

先日、老夫婦から近隣住民とのトラブルの相談を受けました。

話を聞いていると、お二人ともだいぶ困っている様子で、

解決には法的な知識が必要だとも分かり、稲沢市の無料の法律相談に繋ぎました。

 

お二人から同席を頼まれ、僕としても間に入った方が良い案件だと感じ一緒に話を聞いたところ、解決の糸口が見付かり「これで安心して年を越せる」と話されていました。


お二人は子どもが遠方にいるため誰にも相談できず、ずっと悩みを抱えていたそうで…

きっと、こういう方って、たくさん居るのでしょうね。。

 

 

これから高齢化はさらに進み、

独居老人あるいは高齢夫婦のみの世帯が増えていきます。

孤独と不安は健康を蝕むものなので、老若男女を問わず孤立を防ぎたい。

そして、窓口や公的支援を増やすことはすぐには出来ないかもしれないけれど、

必要な人に必要な情報が届くように、みんなが知って、利用しやすい環境を作りたい。

 

ちなみに、無料の法律相談は、一人につき一回に限り、

今回は応募枠7名分がありましたが、すべてが埋まっていました。

みなさん、生活する上で何らかの悩みを抱えているのだろうと思います。

敷居の高い法律相談を気軽に受けられるこのような公的支援って大切ですね。

 

悩みが無いのが一番だけど、みなさんも何かあれば相談してみて下さいね。

稲沢市|暮らしの中の相談(法律相談・合同相談など)

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しち おう/志智 央
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市議会議員の仕事内容〜議会のタイムスケジュール編〜

稲沢市議のしちおうです。

12月に入って、もう15日が経過。

今年も残すところあと半月になりました。

 

議会の合間を縫って、街頭活動も続けていますが、

この季節の街頭活動はなんと言っても、寒い

特に、建物の日陰となったり、風が吹き抜けたりする駅が地獄です… f:id:shichioh:20181215202013j:plain

とは言え、毎月立つと決めた信念に従い、元気にやっています。

お見かけの際は、労いの言葉よりも、手を振り返すか、チラシ貰って下さい

 

 

さて、現在、議会の真っ只中なわけですが、

今日は議会の流れをおさらいしていこうと思います。

市議会議員の仕事内容って何なの?

f:id:shichioh:20181215201422j:plain① 開会

稲沢市では、3ヶ月に1度、議会が開かれます。

その際に、稲沢市(市長・職員)から出されるのが予算案などを含めた議案です。

「こんな制度を作りたいねん」、「こんなことにお金使いたいねん」という案ですね。

議会が開かれると、その議案の内容が説明されます。

 

② 質疑・一般質問

そして、議案に対して疑問に感じることや、

議案以外の市政全般に対して物申す時間があります。

これが質疑・一般質問。ブログで度々取り上げているものですね。

 

③ 委員会

その後、それぞれの議案を専門的に話し合う委員会が開かれます。

議案を担当別に割り振り、各委員会に所属する議員が審議するんですね。

終わると、委員会のメンバーで議案に対しての賛否を表明します。

 

④ 閉会日

その後、各委員会の報告を全員で聞きます。

複数ある委員会の内1つしか所属できないので、他の結果報告を聞くわけですね。

ここで疑問があった場合は質問できますし、賛成や反対の討論もします。

 

そして、最後に全議員がそれぞれの議案に対して賛否を表明。

賛成多数の議案は可決され、施行されます。

 

以上が、議会の簡単な流れになります。

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(おさらいにもう一度)

 

少しは僕らの仕事が伝わりましたでしょうか。

ちょうど今は一般質問が終わり、委員会が始まっている時期。

僕も委員会に託された議案を様々な資料と合わせて見ているところです。

より良いものにできるよう頑張ります!

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ノーベル賞に繋がった新薬・オプジーボについて考える

先日、ノーベル賞の授賞式が行なわれました。

日本からは、ノーベル医学生理賞を受賞された本庶佑さんが出席。

がんの治療に繋がる仕組みを発見した功績によるもので、

この研究によって誕生した新薬オプジーボは多くの患者を救っています。

 

きっと、これから、がんの免疫療法は発展していき、

もっと多くの命を救うことになるのでしょう。この功績を心より祝福しています。

そして、願わくば、多くの人が使えるような水準になること。

一般的な治療法になることが望まれます。

  

画期的な新薬の光と影

オプジーボは現在、皮膚がんや肺がん、胃がんなど7種類のがんに使用できます。

最初は皮膚がんへの適応から始まり、

年間で一人当たり3000万円以上のお金がかかりました。

その後、皮膚がん以外へのがんへ適応が広がり、今後も増える見通しです。

 

あまりにお金がかかり過ぎるので、

国は今までのルールを曲げてまでオプシーボの値段を下げさせました。

しかし、それでも年間で一人当たり1000万円以上のお金がかかります。

患者の負担は1〜3割なので、その多くは保険料から支払われます。

(高額医療費の上限に達すれば、それ以上は全額保険料負担)

 

 

医薬品の値段の高騰は、オプジーボだけではなく、他の新薬にも言えます。

新薬の製造には莫大なお金がかかるため、致し方ないのでしょうが、

この状況が続けば、日本の医療保険制度は益々厳しい状況になるでしょう。

 

 

 

薬を使いたいし、新しい薬を作ってほしい、

でも、お金がかかり過ぎるために、このままだと医療の制度が持続できない。

とても難しい問題です…

 

海外で認証された薬を国内で使う際の制限の緩和、

薬の認証の効率化、薬価の設定法の見直し(費用対効果の更なる検討)、

保険料や患者負担の見直し、新薬の使用に関するルール作りなど、

 持続可能な医療保険制度に向けて、できることを考えていかねばなりません。

 

今回の受賞を受けて、「本庶さんが着物を着ています!」とかよりも、

伝えてほしいし、知りたいし、話し合いたいテーマだと感じるなぁ。

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