稲沢市議会議員 しちおう ブログ

不登校を経て、作業療法士として病院に勤務、現在は稲沢市議会議員として活動する「しちおう」のブログです。

稲沢 子ども食堂

給食が唯一の栄養源になっているような子どもがいて、夏休みなどの長期休暇中に痩せてしまうケースがあります。そんな子に向け安価で食事を提供する場を子ども食堂と言い、全国に広がっています。
 
 
稲沢市にも子ども食堂があって、主催は学校の給食のおばちゃんです。

あと、彼女の理念に賛同して集まった素敵な大人たち。
 
 
昨日、初めての平和町のらくらくプラザ(と言う公共施設)で開かれましたが、満員御礼。売り切れるほどの盛況でした。

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次回の子ども食堂は、明日。

一周年記念で食事だけでなく、お米の炊き方講座やポップコーン作り、

実際に自分でおにぎりやお味噌汁を作るなどお祭りのような内容です。

こいつぁ楽しいに違いない。

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子ども食堂は、最終的には生活困窮家庭の子に届くと良いのでしょうけど、

そうでない子も全部混じって笑顔で食べられる場所があると良いし、

居心地の良い場所や居心地の良い人がたくさんあるのは希望だと思います。

 

お祭りのようなイベントとセットにすると子どもは来やすいし、

開かれる場所が定まってくればもっと来てくれる子は増えそうです。

 

いつか届けたい子にきっと届くし、僕も広報や調整で役に立てると良いな。

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稲沢市議会議員 しち おう/志智 央
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稲沢市で大規模な防災訓練が行なわれました。

日本各地で様々な災害が起きている中、

稲沢市でもそれに備えるべく大規模な防災訓練が行なわれました。

 

避難所となる中学校を拠点に、市内3か所で同時開催。

地域の人、民間企業の人、行政の人で合わせて700人が参加してくれました。

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訓練は朝8時から始まりましたが、既に暑い…

方々で「体育館にもエアコンを付けて欲しい」という呟きがあり、

子どもたちの過酷な学習現場を実感する二次的な効果も。

 

 

訓練は様々なものがあり、

普段はベンチ、非常時は釜戸になる「かまどベンチ」の作成。

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災害時に実際にあったジレンマを体験する「クロスロードゲーム」

災害時にペットを避難所まで連れて行くか?という問いにYes or Noで答え、

それぞれの立場から意見を表明し、話し合っていくゲーム。

阪神淡路大震災の対応にあたった神戸市職員のインタビュー内容が元になっている)

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他にも「炊き出し訓練」や、

「避難所体験」として、様々な事情を持つ人(たとえば、足が不自由など)が、

限られた資材とスペースで、どのように寝る場所を確保するかを考えるなどしました。

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実際に体験すると、まず夏場の避難所(体育館)の暑さに参ります。

しかし、水分・塩分補給が必要なのに、必要な物資はありません(訓練では給水あり)

課題は次から次へと出てきます(クロスロードゲーム)

答えの出にくい問いに見知らぬ人と挑んでいかねばなりません。

そして、不安の募る中、いろんな価値観を持つ人と、プライベート空間のない環境で過ごすストレスが加わります。とても過酷な環境だと改めて感じました。

 

災害を想定して今から訓練することの大切さと同時に、これだけの状況にならないように、自助力を高めて災害に備えなければならないと思いました。

 

 

また、参加者はやはり年配の方が多かったので、

若い人や子どものいる人、障害を持つ人とらと、避難所体験やクロスロードゲーム等をして防災への関心を高め合えると良いなぁ。どうせならそれをイベント的に楽しくやりたいなぁ。

 

稲沢市議会議員 しち おう/志智 央
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仕事ができて、子育てもできるのが当たり前?

第一生命経済研究所が、「出産を機に退職する女性は年間20万人いて、約1兆2000億円の経済損失になる」という試算を出しました。

 

仕事と家庭との両立が個人の責任問題で終わりがちな日本において、「両立ができずに片親が仕事を辞めざるを得なくなると結果的に社会的な損失に繋がる、だから、みんなで支え合いましょうよ」と言える根拠になり得る研究結果だと思います。

 

専業主婦(主夫)よりも共働きの人たちの方が多いので、仕事と家庭との両立は普通になってきましたが、「仕事をするだけでもこんなに大変なのに、子育てとの両立ってマジですか!」と子どものいない僕はよく思います。

 

うちの姉に子どもができて、その子を最近見ていて余計に思うようになりました。

親って本当に大変だって。

 

 

仕事も、子育ても、片手間では出来ない大変な作業です。

そして、両方ともとっても大切なことです。

自治体の子育て支援で現金給付や減税がされることはよくありますが、

それよりも必要なのは子育てと仕事の両立を支援するソフト面の整備だと最近感じます。

 

第一子の子育てで苦労すると、第二子を持つハードルが高くなるというデータの通り、

日本の少子化を加速させた原因の一つでもあります(フランスなどの国は、少子化傾向になった時に早期に手を打って、出生率の改善へ繋げた)

 

 

日本にはまだ「(私は両立できたから)あなたが出来ないのは甘え」「みんなやっているのだから、あなたが出来ないのは甘え」みたいな風潮がありますが、

子どもを持ちながらでも働き続けられる環境作りに力を入れて、それが当事者だけでなくみんなの利益にもなるという理解が進み、親たちが肩身の狭い思いをしなくて済むようになると良いなぁ。

 

 

周りに仕事と子育ての両立に苦労している人がたくさんいるので、

当事者世代として、力を入れていきたい政策課題です。

頑張ろう。

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