稲沢市議会議員 しちおう ブログ

不登校を経て、作業療法士として病院に勤務、現在は稲沢市議会議員として活動する「しちおう」のブログです。

不登校やひきこもりの若者の就労支援

稲沢市議会議員のしちおうです。

今朝の中日新聞に「不登校やひきこもりの若者の就労支援」をしている喫茶店が取り上げられていました。

特徴としては、⑴ 最短15分から勤務できる(賃金が発生する)ことと、⑵ 来てもいいし来なくてもいいという勤務スタイルにあります。

⑴ 最短15分から勤務できる(賃金が発生する)

最短15分から働け、15分単位で増やせる。自分の今の状態に合った勤務時間を柔軟に選べる。賃金は愛知県の最低賃金に基づき、239円/15分。

⑵ 来てもいいし来なくてもいいという勤務スタイル

勤務表がなく、好きな時に来て、働ける。絶対に行かなければならない、休むと誰かに迷惑がかかる、といった心配がない。

 

以上のことにより、仕事をすることへの心理的なハードルが低くなり、不登校や引きこもりの若者が就労できているとのことでした。

考えてみると、週5日、一日8時間、急に休んではいけないプレッシャーのある中で働くって、大変なことですよね。不登校・ひきこもり経験者として、それが彼ら、彼女らにとってどれだけハードルが高いかよく分かるので、とてもいい取り組みだと思いました。

 

こうした取り組みがもっと広がっていってほしいし、不登校・ひきこもり支援はぼくのライフワークなので、稲沢市の中でも取り上げていけると良いです。

たとえば、全国には若者サポートステーションという公的な機関があって、就労支援を行なっています。稲沢市には該当施設がなく、一宮市まで出ていかなければなりません(津島市にはサテライト会場があるので、おそらくハローワークの管轄の関係で稲沢市にないのだろうと思う)

このような若者に特化した就労相談、スキル習得、ジョブトレーニング、そして事業者側の支援(不登校やひきこもりであった若者を雇用する上で懸念される問題に対して、解決策を提示)が行えるといいと考えています。

ちなみに、この喫茶店は愛知県春日井市にあるそうです。以前に取り上げた名古屋市の喫茶店・バーのように、こうした取り組みが広がるといいし、いつか実際に行ってみたいなぁ。

・お店(ワンぽてぃと)のInstagram

名古屋市の喫茶店・バーへの訪問過去記事