稲沢市議会議員のしちおうです。
今週は森上駅等で新しい活動報告のチラシを配りました。
テーマは、「理不尽な、あるいは守る理由が定かではない不合理な校則」を指すブラック校則です。
簡単に説明すると、ブラック校則の代表例は、以下のようなものがあります。
① 髪を染めることを禁止する一方で、地毛が黒でない者は黒髪に染めるよう要求する
② 下着の色を指定し、指定した色の下着をはいているか教師が確認する
③ 登校中に水を飲むことや、夏場の日焼け止めの使用を禁止する
本来、髪型や服装は個人の自由に委ねられますが、日本の学校のほとんどには、髪形や服装などに関して何らかの基準を規定する校則が設けられています。
中には、前述したように行き過ぎた頭髪指導や下着の色の指定などが行われており、以前から人権や多様性の観点より問題視されてきました。
そして、2017 年、大阪府立高校の生徒が教員から地毛が茶髪なのにも関わらず黒髪に染めることを強要され不登校になり、起訴に至ったことを契機に全国で見直す動きが広がりました。
稲沢市も学校によって程度に差はあるものの、下着の色が指定されているなど、守る理由が定かでない規定がありました。
なぜ過去形なのかと言うと、見直しが進んでいるからです。
ぼくは、この見直しを教育委員会や学校が主体となって行なうのではなく、生徒自身が、教育の一環として行なう必要があると考えています。
生徒が主体となって校則を見直すことで、自分たちの手で学校(狭義の社会)は変えられるという経験を得てほしいですし、自分たちで作ったルールならば守る気も起きるのではないか?と考えています。
以上のようなことをまとめた活動報告 No.57を、リクエストを受け、ブログにも公開します。
▶︎ No.57 「ブラック校則」.pdf - Google ドライブ
印刷時のデータなので見にくいですが、1ページ目の右半分→2ページ目→1ページ目の左半分という順番に読みます。
ブログ読者の方にお見せする機会が少ないですが、このようなチラシを作って、定期的に駅や交差点で配っています。
作っては配り、次回作のネタ集めと制作、そして印刷、と締め切りに終われた漫画家みたいな生活を送っていますが、受け取って下さる人がいるので、これからも「分かりやすくて、興味深い」ものにできるよう作り続けていきますね。
稲沢市議会議員 しち おう/志智 央
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