稲沢市平和町にある公共施設「らくらくプラザ」が一部値上げされます。
天井等の修繕工事で長い期間休業していた本施設のプール・浴場が、再開されます。
しかし、修繕には莫大な費用がかかり、市全体で行なっている「施設の利用料金等を今後改訂していく計画」の中で、料金が見直されました。
「なんで?」「やめてほしい」と思われる方も多いと思います。苦渋の選択の背景には、このプールに投資されている税金があります。実は、このプール、1人1700~1900円の市税が投入されています。仮に、負担率50%(個人が半分、市が半分持つ)で計算すると、妥当な利用料金は850円になります。
いくらなんでも高すぎますよね。850円では誰も入らないと思います。
かと言って、値下げをすると「利用者にとって有益」である反面、「非利用者にとっては不利益(公平に負担する税の使い道が公平ではなくなってしまう)」です。
また、らくらくプラザの利用者の約60%が市外利用者で、市民が税を負担する割には、恩恵が少ないことも判明。
その狭間で出した市の結論が、
プール大人400→600円(子ども200→300円)、
プール+浴場500円→700円(子ども200→350円)でした。
(らくらくプラザのプール)
ただ、大人以上に、子どもにとって100円の値上げは影響が大きいです。
事前の話し合いの場で、私も、施設内の他利用料金(らくらくプラザ内にはトレーニング室等もある)を合わせて見直すことで、プール・浴場の値上げ幅を抑えることが出来ないか?と提案しましたが、理解してもらえませんでした。。
他の施設の子ども料金値上げは市長に直談判して阻止できましたが(以下の記事参照)、おそらく今後も施設料金の見直しは続くと思います。引き続き、注視していきます!
【他の公共施設料金も上がることが判明…子ども料金はどうなる?】