稲沢市議のしちおうです。
新しい年度が始まりました。
今年は元号も新たになり、いつも以上に変化のある年になりそうですね。
4月になって、新しい学年、学校、職場、部署など、人それぞれに変化があったかもしれませんが、自分の持ち場で最大限頑張っていきましょう!
さて、稲沢市は昨年12月に手話を言語として認める条例が制定されました。
「手話言語条例」と言って、音の聞こえないろう者と、音の聞こえる聴者との境を解消し、聞こえる聞こえない関係なく、その人らしく生活できることを目指すものです。
具体的には、手話の理解を広げたり、手話の取得を補助したり、
手話を使える人の確保や養成、手話を使いやすい環境作りなどを行ないます。
今年度はその実施年度。
稲沢市でさまざまな取り組みが始まるので、
「そういえば、ブログに書いてあったな」と気にかけてもらえると嬉しいです。
手話を用いたコミュニケーションは、言葉は介さないけど実は賑やかで、
手や指で表現される言葉は形や動きに意味があります。
ろう者と聴者との間にはまだ意識すらされていない隔たりがあって、
聞こえないことを理由に強いられる我慢は多く存在しています。
例えば、この条例が議会で可決される日。
ろう者の方々が傍聴に来てくれましたが、
話すスピードが早く、言葉遣いも難解だったため、手話通訳が追い付きませんでした。
これから手話への理解が増し、
話し手がゆっくり、文節を区切ったり、簡単な言葉で話したりするなどで補ったり、
音声認識ソフトを導入するなどの技術面で補ったりしていけると良いです。
また、今はろう者と聴者が別々の学校で学び、別々のコミュニティで暮らしていますが、境が無くなって、互いに影響をし合いながら共に暮らせることを願っています。
今回の条例制定、そして各種取り組みの始まりが一歩になることを期待しています。
しち おう/志智 央
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