稲沢市議会議員 しちおう ブログ

不登校を経て、作業療法士として病院に勤務、現在は稲沢市議会議員として活動する「しちおう」のブログです。

不登校になったからといって、今と未来が制限されるわけではない

稲沢市議会議員のしちおうです。

先週末、不登校の子どものいる保護者の方に向けて、経験談をお話しました。

ちょうど昨年の今頃、コロナ禍で「ステイホーム」が呼びかけられ、外には出られないし、人には会えないしで、つらいと感じた人って多かったと思うんですけど、

不登校って、それが数ヶ月、時に年単位で続くんですよね。


この閉じこもっている期間が長くなれば長くなるほど、心と体は弱っていき、再び立ち上がるための力が削がれていきます。

だから、たとえ学校に行けなかったとしても、「この期間を充実させる」、外に出たり、人と過ごしたりする時間を作る、ということがとても重要になります。


中には、それを「甘い」とか「家の居心地が良くすると、もっと外に出られなくなる」と言う人もいるけれど、それは違います。安心できる場所に軸足を置けているから、もう片方の足で踏み出すことができるのです。

 

たとえば、不登校の3年間、どこにも行かず、誰とも会わなかった子どもと、

週に一度だけでも誰かと話し、笑い合える時間があった子どもとでは、その期間の幸せも、その後の人生も、違ったものになると思います。

だから、学校がもたらす“学び”や“人との繋がり”や“体験”などが不登校によって得られなくなったとしたら、それを別の手段で補ってあげることが重要だと思うのです。


不登校になったからといって、今も、そして、未来も、制限されない。

そんなふうに周りがサポートできるといいし、自分もサポーターの一人でありたいと改めて思いました。

 

このような貴重な機会を与えて下さった、来場者のみなさんと、主催者である「NPO法人 ふぁみりぃ・らぼ」のみなさんに、感謝。

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稲沢市議会議員 しち おう/志智 央
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