稲沢市議会議員のしちおうです。
まず、告知です。明日、6月4日土曜日は子どもたちの学習支援教室「領内 寺子屋」の開催日です。いつも通り森上公民館で、10時から12時まで開いています。いつでも入退室自由です。
今回は特にイベント的なものは無いので、自習したり、お話したり、遊んだりするのがメインになると思います。高校生ボランティアの子たちも来てくれる予定なのでお楽しみに!
さて、今日は子育てに関するお話を。
うちでは土日のどちらかは子どもを連れて遊びに行くことを心がけているのですが、最近それが子どもにとって本当に一番なのかは分からないなぁと感じました。
たとえば、愛知県岡崎市にある「わんわん動物園」に行った日のこと。
・わんわん動物園:さまざまな犬種が見られたり、触れ合えたりする動物園。意外と小規模。
稲沢からは高速道路を使って、片道1時間ちょっとかけて出かけるわけですが、子どもにとって車内は退屈なもの。お目当ての動物園は、犬を怖がってしまって触れずじまい。以前にうさぎばかりの動物園を楽しんでいたので連れてきましたが、一番楽しんでいたのは園内にあった遊具と鍵のかけられる扉(鍵をかけたり、扉を開閉したり、親をその扉に通させたりして遊んでいた)でした。
「うさぎはいいけど、犬はこわい」という反応が見れたのは収穫でしたが、子どもにとってはたとえ近場でも、よく行く場所でも、自然のある場所や公園の方が楽しいのかもしれない(特に2歳半という年齢では)と感じました。
親としては「遊びのある場所・遊びが用意されている場所」に連れて行きがちですが、子どもは遊びの達人で、木の実を拾ったり、葉っぱを拾ったり、ただ歩いたり走ったり、景色を見たりするだけで楽しめる。「遊びが用意されていなくても、楽しみ方を自分で見付ける力」があるんですよね。
テレビとか映画とか本とかゲームとかユーチューブとかテーマパークとか、ぼくらは用意された遊びに慣れてしまって、遊び方を忘れがちなのかもしれません。
ちょうどその時、知人から「子どもが”地面にコートの線が引いていないから、ドッチボールが出来ない”と言っていた」という話を聞いて、余計にそう感じました。
コートは自分で作ればいい。
ボールがあれば楽しむ方法はいくらでもあるし、ボールが無くても遊び方はたくさんある。
用意された受け身な遊び方ばかりせずに、自分たちが楽しめる遊び方を見付けていく。作っていく。それ自体が楽しいし、楽しもうと思えば、ふだん歩く道すら遊び場になる。
そう子どもから教わった気がするし、大人がそれを忘れなければ、子どももきっと忘れないと感じました。子どもと一緒に、遊び方を再学習していければと思います。