稲沢市議会のしちおうです。
本日、6月定例会での登壇(一般質問)を終えました。
約1時間、市長や教育長、部長とやり取りするので、登壇を終えるといつもグッタリ…
今回のテーマは、3つ。①主権者教育と投票率向上策、②国府宮駅再整備、③鉄道高架化でしたが、①について簡単に振り返ります。
・しちおう
3年前、2016年に選挙権年齢が18歳に引き下げられたよ。
この時の一般質問で、大型商業施設での期日前投票や小学校の社会科見学で議場を訪れることに対して前向きな答弁があったから、その後の経過を質問するよ。その前に、投票率が低い現状を明らかにするため、直近の選挙の投票率を教えて。
(市役所)
・しちおう
稲沢市の大塚投票区では、年代別の投票率を調べていたよね。どんな感じ?
(市役所)
10代:32.50% 20代:21.68% 30代:28.28% 40代:29.13%
50代:38.96% 60代:43.80% 70代:49.08% 80歳以上:32.79%
・しちおう
ぼくが投票率にこだわるのは、いろんな年代の人が、自分の住む町のことを考え、投票というアクションを起こすことが、町の発展には欠かせないからだよ。稲沢市では投票率を上げるために、3年前と比べて新たに取り組み始めたことってある?
(市役所)
従来の高校、大学に加え、自動車学校にもポスターを貼り、国府宮駅の液晶広告にも選挙PRを映した。さらに、大型商業施設での期日前投票所を2日間開設した。
・しちおう
大型商業施設で期日前投票が可能となって、買い物ついでに投票ができる、つまり政治参加が「生活の一部になる」ことに近付いたね。どんな年齢層の人が利用したかな?
(市役所)
大型商業施設(リーフウォーク稲沢)の年代別の投票構成比は、
10代(18歳、19歳のみ):1.74% 20代:11.12% 30代:22.62% 40代:25.19%50代:16.41% 60代:12.10% 70代:8.09% 80歳以上:2.72%
・しちおう
30~40代の子育て世代の投票が多かったんだね。親が投票へ行く家庭では、子の投票率も高くなる傾向にある。これからも大型商業施設での投票を継続してほしいし、開催日を増やすことで認知度も増加、利用率は増えていくと思う。稲沢市では、「ショッピングモールで投票できるのが当たり前」になると良いよね。
あと、大型商業施設内の店舗と組んで、投票済み証を持って行けば特典を受けられる「選挙割」キャンペーンを行なうと、もっと関心を集められるから提案するね。
もう一点。主権者教育について。
先日、名古屋市の公立高校で主権者教育をテーマにした授業が行われた。 授業では「もし名古屋市で高校生議会が開かれたなら、どんな提言をするか」を、グループで話し合ったのだけど、たくさんの意見が出て、とても良い学びの場になっていたよ。
稲沢市の中学校でもできないかな?
(市役所)
そのような形で授業を展開できたら素晴らしいが、実際には「関係する授業の時間数が5時間しかない」、「高校受験を目前に控えた3年生が対象」などの理由から、実現は難しい。
ただ、小学校では、6年生の社会科で稲沢市の議場見学をする学校が今年度も5校ある。見学の前には、稲沢市のホームページに掲載の資料をもとに議会のしくみを学んだり、過去に議会で話し合われた内容を確認したり、さらには、実際の見学の時に質問する内容を考えて見学に臨んでいる。
自分が住んでいるまちで行われている政治の場を実際に見学し、感激したり、志を持ったりする児童もいると聞いている。
また、中学校では、2年生の社会科で主権者教育につながる「ふるさと新発見学習」に取り組み、社会の中で自立し、他社と連携・協働して社会に参画する力を育んでいる。
・しちおう
ふるさと新発見学習授業は、生徒が地域の課題を調べて、解決策を探るという授業で、見方を変えると、政策提言でもあるよね。個人的には、いつかこの議場でやれると良いと思ってるし、小学生の社会科見学の受け入れも議会主導でできると良いと思ってる。
できることからコツコツと、これからも選挙管理委員会、教育委員会、そして議会で協力して主権者教育を進めていこう。
以上のような感じでやり取りしました(実際には、くだけた言葉は使っていません)
3年前に質問した時よりも、いくらか進歩した部分があって良かったです。
議会って、なかなか興味を持ちにくいと思うけど、このようなことを話し合っています。是非またの機会に覗きにきて下さいね。
稲沢市議会議員 しち おう/志智 央
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