稲沢市議会のしちおうです。
7月に石川県へ視察に行かせて頂きましたが、
記事が下書きのままで公開設定になっておらず…今さらですが報告します。
ちなみに、ぼくは視察に行くたびに内容をブログで公表してきました。
それは、議員がどこへ行き、なにを学んできたかが見えにくいからですね。
今回も初心を忘れずレポートしていきます。初日は小松市の「町内会ハンドブック」
概要
少子高齢化や住民のライフスタイルの多様化によって、地域の繋がりは希薄になってきています。災害などで町内会の価値は見直されつつありますが、役員のなり手不足も深刻。担い手がおらず、運営が困難になってきています。
特に、町内会長(稲沢市でいうところの区長)の負担は重く、任期が一年であるためノウハウの蓄積も難しい。この問題を解決するため、小松市では町内会ハンドブックを作成し、新たに町内会長に就任する住民を後方支援しています。
特徴
ハンドブックには、町内会の概要や、市役所が町内会に対して行なっている助成制度(市役所からのアナウンスが少なく、また、町内会長の交代によって認識が薄れてしまいがち)を記載。問い合わせが多いものについては、Q&A形式で表記されていて、新人の町内会長でも安心して運営できるように配慮されていました。
さらに、行政と町内会の連絡アプリ「結ネット」を合わせて作成。アプリによって、災害時などの緊急連絡や会合などの案内を送信していました。驚くべきは、このアプリの導入率で、246ある町内会のうち、199で導入(カバー率 80.89%)
高齢者の多い町内会役員でも利便性の高さから、やり方を覚えて、取り組んでくれていることが伝わってきました。
町内会は、地域にある課題を互いに協力して解決し、より豊かなまちづくりを進める原動力になります。しかし、地域の繋がりの減少、高齢化による担い手不足によって充分な機能を発揮できないばかりか、町内会からの脱退が相次ぐなど、あり方自体も問われています。今までのままではいかないことが明らかな中、さまざまな手段で役員の負担を減らすなどの改善策に取り組まなければなりません。
町内会役員のなり手不足は、「何をするのか分からない」という不安感によって起きている側面もあります。稲沢市でも小松市のように町内会ハンドブックのような改善策を打って、持続可能な町内会を作っていけるように考えていきたいです。
稲沢市議会議員 しち おう/志智 央
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