稲沢市議会議員 しちおう ブログ

不登校を経て、作業療法士として病院に勤務、現在は稲沢市議会議員として活動する「しちおう」のブログです。

名古屋大学 減災館で学んできた

今日は新人議員(津田議員、服部議員、と僕)で集まって、

名古屋大学の「減災連携研究センター」へ勉強しに行きました。

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名古屋大学のキャンパス内にある当センター、近くを行き交う若人たちが眩しいです。

当センターは「見て、触って、減災を学ぶ」をコンセプトにしていて、

さまざまな体験型の展示物がありました。一部を紹介しますね。

 

まずは、(見にくいけど)現在の稲沢市の地図と過去の地図との比較。

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ディスプレイの左右に、新旧の地図が。

さらに、旧地図は明治→大正→昭和のように、年代毎にも見ることができ、

どのようにして街が出来上がってきたのか、そしてどんな土地なのか(元々は沼地であったため、地震による液状化の恐れがあるなど)を見ることができます。

 

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次に、液状化現象の原理が分かる模型。

液状化する土地とそうでない土地との比較ができますが、土地の性質によって揺れに対する強度が全然違いました(稲沢市では液状化が懸念されている)

 

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こちらは、地震の揺れを体験できる車。

東日本大震災の揺れを体験しましたが、誇張抜きでその場に立っていられない状態。

会話すらままならないほどの揺れで、

机の下に隠れるどころか、机自体がどこかへ飛んで行ってしまうような強さでした。

体験は1分間のみでしたが、実際の地震では7分間も揺れたとのこと…

正直、シュミレーションとは分かっていても怖かったです。

 

 

他にも、災害時に備えておいた方が良いグッズとして、

■災害時に命を守る

・ホイッスル(自分の居場所を知らせる)

・ポケットライト

・お菓子

・救急用品

 

■家族と連絡を取る

・携帯電話と充電器(乾電池式が良い)

・連絡先メモ

・身分証明書

・筆記用具

・10円玉(災害時でも公衆電話は繋がりやすい)

 

■避難する 

・携帯食料と水

・現金

・ラジオ

・薬

・マスク

・雨具

・ポリ袋

・ハンカチ

・地図

・使い捨てカイロ

・履き慣れた靴

 

以上のものが挙げられていました。

みなさんのお家にはこれらの物品がありますか?

 

 

今回紹介したのはセンターの一部の展示ですが、

実際に体験を通じて学ぶと、防災に対する意識も上がりますね。

周りの人を助けられるように、公助のあり方、そして自分自身の身を守ること、

これからも取り組んでいこうと思います。

 

■おまけ

実は当センターにもKYB社製の免震ダンパーが使われており、実物を見せてもらいました。おそらく、今後、交換することになっても、作業には時間がかかるでしょう。災害はいつ起きるか分からないので、できる限り早くに対処して頂きたいと思います。

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稲沢市議会議員 しち おう/志智 央
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稲沢市でも!?KYBデータ改ざん問題

油圧機器メーカーKYBによる免震・制御装置のデータ改ざん問題※で、不正の可能性があり調査が必要な製品が全国各地のさまざまな施設で使われていることが明らかになりました。

 

※KYBデータ改ざん問題:KYBと子会社が、建物の揺れを少なくする装置(オイルダンパー)の検査データを基準値内に収まるよう不正に改ざんしていた。

 

オリンピック施設や自治体庁舎にも使われている可能性があると言われていましたが、

稲沢市でも市民病院にKYBのオイルダンパーが32本使われていることが分かりました。

 

KYBは改ざん幅の大きい製品でも「震度6強から7程度の地震に耐えられる。人命に損傷は及ばない」と説明していますが、場所が場所だけに、やはり心配です。

 

KYBに限らず、さまざまな業種と業界でデータの改ざんが起きています。

相次ぐ不正を信じられない気持ちで見ていますが…

「バレなければ良い」という価値観が蔓延した先には大きな危機が待っています。

続く不正にも慣れず、倫理観を失わずに、教訓として生かしていきたいですね。

 

市民の皆様には不安を増す報告となってしまいましたが、

稲沢市民病院内にあるオイルダンパーの内、データが改ざんされた製品がどの程度含まれているかは現在調査中です。詳細が分かり次第、追って説明します。

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人間らしい働きがいのある仕事を求めて

仕事終わりに名古屋で開かれた政策塾へ参加しました。

今回のテーマは、ディーセントワーク:人間らしい、働きがいのある仕事で、

講師は二人。一人目は、フェアトレード商品を通して働きがいのある仕事を発展途上国の人々と共に作り出している原田さとみさん、

もう一人は、豊田市で田舎暮らしをしながら地域の人を助け・助けられる中で仕事や働きがいを生み出している戸田友介さんでした。

 

「仕事は、つらいもの。そのつらさの対価として、お金を貰っている」ではなく、

「仕事をする(誰かや何かの役に立てる)ことは本来幸せなこと」という立場で、

様々な話をしてくれました。

 

とても刺激的な時間でした!


僕は思い返すと今まで、

「働くって何?働きがいってどんな事?天職っておいしいの?」と悩んできましたが、

今は「自分のできることや得意なこと、自分のしたいことが、結果的に誰かの役に立つことが理想の働き方」だという今のところの結論に至りました。

仕事に合わせて自分の形を無理に変えたり、自分を切り売りしたり、誰かが我慢することを前提にした働き方じゃないものが良い、でないと結局続かないと考えるからです。

 

勉強会では手仕事や、自然の中で働くことに根源的な喜びがあるなども触れられていましたが、人それぞれ働きがい、理想の働き方のカタチは違うのかもしれませんね。

稼ぐまでには至らないかもしれませんが、僕も自分の周りで働きがいを生み出し、地域の人々と喜びを共有できるようにしたいと改めて思いました。

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ちなみに、今回の勉強会でファシリテーター(講師の話の聞き手役)を務めましたが、

後から「しちさんは、人の話を牧師のように親身に聞くね」と言われたので、

将来は牧師になることも選択肢の一つに入りました。やったね。

 

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