稲沢市議会議員 しちおう ブログ

不登校を経て、作業療法士として病院に勤務、現在は稲沢市議会議員として活動する「しちおう」のブログです。

新しい政治のために必要な、一人ひとりの政治参加【参院選を終えた雑記】

稲沢市議会議員のしちおうです。

先週末、参議院選挙が終わりました。

結果はご存知の通り。推しが当選した人も、そうでなかった人もいると思いますが、まずは、ぼくたち有権者に対して、選択肢を示してくれたすべての候補者に感謝したいですね。

 

そして、推しが当選した人はこれから6年間、選挙中に言っていたことが実現されるかを見守ってほしいですし、残念ながら推しが落選してしまった人も、推しを退けて当選した人の活動を見守ることを含めて政治を諦めずにいてほしいです。

 

さて、ぼくは参議院選挙の結果以上に、選挙中に起きた「安倍元首相への銃撃事件」のことをいまだに引きずっています。いまだに、と言ってもまだ1週間も経っていないから当然なのかもしれませんが、気持ちの整理が付いていません。

 

犯行当初は、政治的信条の違いから、相手を黙らせるために行われた残虐な行為なのだと思いました。暴力に頼らずに言葉で戦い、選挙によって代表者を選ぶことで、政治の舵取りをしていく民主主義のプロセスを貶める行為であり、ぼくらが人生を懸けて取り組んでいることがいともたやすく傷付けられた気がしました。

 

しかし、その後、”政治的信条の違いによる犯行ではない”かもしれない、容疑者が抱く”宗教団体への私怨がその団体を支持組織とする政党・政治家へ向いた”かもしれないと聞いて、さらに考え込んでしまいました。

 

これも報道を通して見る断片的な情報なので断定はできないですし、たとえそうであっても今回のような暴力が肯定されることは全くない、全く持ってないです。

ただ、ぼくみたいな市町村議員に対しても、よく分からない団体(特定の思想や宗教が背景にあると思われる)から声がかかることが稀にあります。

彼らは結束力や資金力が高くて、「選挙に受からなければ思いを実現できない」議員に対して、直接的あるいは間接的に手助けすることをほのめかします。その甘い言葉に負けてしまう人は、残念ながらいると思います。

もちろんそれは、企業や団体が行うロビー活動(特定の利益をはかるために議員・官僚・政党などに働きかけ、政治的決定に影響を及ぼそうとする活動)と同じなので、すべてが悪いわけではありませんし、自身の政治的信条と合致していればお互いメリットがあるのでしょう。

 

そういう人がいても良い。ただ、そういう人ばかりが牛耳る政治は良くならないから、ぼくは特定の思想や宗教、利権団体から距離を置いた政治家が増えてほしいとも願っています。

議員が特定の思想や宗教、利権団体から自由になるためには、一人ひとりの有権者の関心と支援が必要です(ぼくが政党や団体に頼らず好き勝手やれているのは、ブログ読者のみなさん始め、一人ひとりの支援のおかげです。いつもありがとうございます)

今回の参議院選挙の投票率は、速報値で約52%。これをもっと上げる。そうすれば政治は間違いなく変わると思います。そのために出来ることを、次の選挙に向けてコツコツと、積み重ねていくしかない。それは暴力を用いるよりも大変で、面倒で、時間がかかるとしても。

 

安倍元首相が亡くなられたことに対して、哀悼の意を表するとともに、改めて自分に出来ることをしていこうと思った参院選でした。

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