稲沢市議会議員 しちおう ブログ

不登校を経て、作業療法士として病院に勤務、現在は稲沢市議会議員として活動する「しちおう」のブログです。

稲沢市役所の議会選出監査委員としての仕事。

稲沢市議会議員のしちおうです。

今日は小学校の卒業式でした。コロナ禍を経て5年ぶりに来賓として参加できて、顔見知りの子たちの門出に立ち会えて嬉しかったです。

みんな、おめでとう!

さて、稲沢市議会は昨年2023年9月に改選され、同年10月から新たな任期が始まりました。しちおうはその際に議会選出監査委員の任命を受け、議員と並行して一年間「監査」の仕事をしています。

 

この監査という言葉。聞いてもピンと来ないですよね。

監査は、市の事務事業が、効率的・能率的に行われているか、法令等の定めに従って適正に行われているか、等をチェック(監査)するものです。

具体的な仕事は主に二つあって、① 毎月末、稲沢市役所や関連組織(上下水道や市民病院等)のお金の出入りを書類と実際の通帳を見てチェックする。② 市役所や関連組織の担当課一つひとつの事務事業(職員配置、事業に伴うお金の出入り、所持する施設の光熱水費、賃貸借料、工事の請負費等)を細かくチェックする。ということをしています。

 

監査日が近くなると大量の書類が手元に届き、それに目を通して読み込んだ上で当日に担当課から話を聞いたり、質問したり、提言したりする流れになります。中には実際の工事現場を訪れて、市役所が業務を委託している工務店からお話を聞くことも。

 

10月から2月までの5ヶ月間で、出勤日数は30日余り。監査の日は大体一日拘束されるのですが、それ以上に書類の事前読み込みに時間がかかります。監査委員経験のある議員は一様に「監査の仕事を受けると、大変…」と口にするのですが、それを正に実感しています(笑)

 

全ての課の事業を細かくチェックするのは骨の折れる作業ですが、新たな気付きが多く、とても学びの多い時間になっています。議員の仕事や役割と重なる点も多いため、確実に議員としてのレベルアップにも繋がっています。

なにより監査委員の発言を市役所職員は想像以上に重く受け止めてくれるため、稲沢市の事務事業をより効率化できるように今後も厳しくチェックしていこうと思います。

 

今週末には私とあと2名の監査委員と共に、約半年間の監査で気付いたことをまとめ、行政のトップである市長や副市長にお伝えする「講評」という時間が設けられており、その時に何を話すか、どのように伝えれば改善に繋げられるか、を考えています。

 

議員として3期目ですが、まだまだ新しいことがあります。これからもみなさんと活動を共有しながら取り組んでいきますね。

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稲沢市教職員の労働実態。過労死ラインの残業を減らさないといけない

稲沢市議会議員のしちおうです。

来年度の予算を決めるため、議会の中で最も重要と言われる3月議会が終盤に入りました。

・議会の流れ

開会日に市役所側が市における法律である条例案や、来年度はこんな予算でこんな取り組みをしますという予算案を提出→精読休会日に読み込む→質疑一般質問の中で議案の課題を抽出したり、市政全般について広く議論したりする→条例案や予算案の内容は多岐に渡るため、議員は委員会に分かれて集中審議→閉会日に賛否を示して過半数以上なら可決。

一般質問等の議論の中で教職員の働き方改革について話が及びました。

教職員の残業は年度始まりの4月に多く、40時間超えが6割を超えるというもの。

過労死ラインと呼ばれる80時間超えの教員は小学校で42人、中学校で58人。100時間超えは小学校で13人、中学校では37人でした。

 

ちなみに、月100時間の残業がどういうものかと言うと、朝7時に起き、準備して8時に家を出て通勤、9時から仕事を始めると、夜の11時に仕事が終わり、帰宅するのは12時近くなる計算です。これを過労と呼ばずして何と呼ぶ、という感じですよね。

 

実はしちおう、一期目の2017年に教職員をはじめ、市役所、市民病院、保育士等の労働状況について60分みっちり議論したことがあります。部活動指導員はじめ、当時提案したことが時代の流れと共に段々と導入され、2017年当時と比べると教職員の残業は減っていますが、道半ばです。

 

稲沢市は、「稲沢市教員の多忙化解消プラン」に基づいて残業の削減に取り組んでいます。ただ、このプランの最終改訂が2018年度で、もう6年前なんですよね。

稲沢市教員の多忙化解消プラン

この計画を策定した時と大きく異なる点として、タブレット端末の導入があります。必ずしもこれが教員の負担軽減には結びついていない。むしろ負担が増えている面もあります。

効果的に活用すれば負担軽減に繋がるため、その手法の確立と職員への普及が必要です(たとえば、進んでいるところだと授業で使うスライドを教職員間で共有することで事前準備の手間を減らすなど)部活動の地域移行。教員以外の専門職の導入など、教員の負担を軽減し、現在もまだ続く過労死ラインの残業を減らしていく必要があります。

 

時代の変化と共に、教職員の負担軽減については議会で議論していかなければならないと感じました。改めて、改善策について情報収集して煮詰めていきます。

 

今日は福祉のことや介護のこと、病院や図書館等の文化施設を取り扱う文教厚生委員会。週明けに商工業や道路や建物等を取り扱う経済建設委員会、議会の課題を解決する議会改革特別委員会等が開かれます。議会終盤戦も一生懸命取り組んでいきますね。

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東日本大震災から13年。これからの災害に備えるために。

稲沢市議会議員のしちおうです。

東日本大震災が起きて、13年が経過しました。私たちにとって、3月11日という日付と、サンテンイチイチという言葉には、特別な意味が込められています。

あれから13年。被災者の方々にとってはあっという間の月日であったと思いますが、この年月の間に震災を知らない人も増えてきました。あの日を知っている者として、いかにこれからに生かしていくか、は真剣に考えねばならないテーマです。

 

本日は3月議会の真っ只中ですが、発災の日時に一時中断。みなで黙祷をしました。

また、能登半島地震を受けて、来年度からプライバシー保護のためのワンタッチパーテーションや水がない時のためのドライシャンプー、液体はみがき、体拭きシートを新たに備蓄する計画が話し合われました。

 

緊急時に備えて、平時から。常に考えられなくても、今日のような節目の日に。防災について考えていけると良いです。

終わりに、東日本大震災能登半島地震で被災された方々に心からお見舞い申し上げると共に、稲沢市で同様の被害が起きた時に市民を守れるように、普段から議員として考え、動いていきます。