新潟県で児童が殺害される悲惨な事件があった。
繰り返される同様の事件を防ぐために、全国で児童の見守りは行なわれているけれど、
どうしても集団下校の最後、自分の家まで帰る時は一人になりやすい。
加えて、スクールガード(児童の通学に大人が付き添い守る)の成り手不足、
特に、下校時に人手が少ないことが僕らの地域でも見受けられ、課題となっている。
新潟県の事件のようなことが、もし自分の子どもや友人の子に起きたらどうしよう?
そう思うと、とても不安になる。
同様の不安を抱える人はもちろんいて、
先日、近所の小学校に児童を通わせている保護者から相談を受けた。
話し合いの中で、犯罪を未然に防ぐためのアイデアが出される中、
「下校時に防災無線を用いて、アナウンスを流す」自治体が結構あることを知った。
場所によっては、児童の声でそれを行なっているようだ。
「地域のみなさん、いつも見守りありがとうございます。これから私たち小学生が下校します。私たちが自宅にもどるまで、私たちの見守りに協力をお願いします。」
といった具合に。
【茨城新聞】「見守りお願いします」 防災無線に児童の声 龍ケ崎
放送が流れると、スクールガードまでは出来なくても、
家の前に出て子どもを見守ったり、畑の手を止めて子どもに声をかけたり、
それぞれが、できる範囲で子どもの安全に携わることができる。
加えて、「ここは地域の目が行き届いているな」と思わせれば、
犯罪を踏み止まらせることにも繋がると思う。
あまりに悲惨な事件が起きた後で思考停止に陥りがちだけど、
二度と同じことが起きないようにするためには、自分の手の届く範囲から行動を起こすしかない。総務省の資料(児童見守りの先進事例)を参考にしながら、頂いた意見とアイデアを実現できるように、動いていこうと思う。
しち おう/志智 央
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