総選挙が終わりました。
私にとっての選挙の総括を行ないます。
投票の意外な?理由。
まず、選挙の手伝いをするとよく分かることがあります。
それは、投票の一番の理由が「政策ではない」ということです。
「TVや街などで見たことがある」が最多で、次に「〇〇さんに頼まれた」がランクイン。たまに「顔が良い」とかが入ります(ちなみに、私はビジュアルを理由に票を頂いたことはありません)
候補者の個々の政策や実績が語られるのは1割に満たなくて、あっても「〇〇党だから」という理由です。今回の選挙で、党が解体、政治家が離合集散するのを見ると、個人に重きを置いて見てほしいところですが、現実はそうではありません。
だから、政治家も政策や実績よりも、人に会えるイベントを大事にしているのです。
そんな彼らを作り出しているのは、私たち自身なんですよね。
自分の頭で考える。
次に、街頭インタビューで、「あなたの争点」について尋ねた時に、まるでTVのコメンテーターみたいに答える人がいました。
メディアや専門家がよく使う言葉をそのまま使用していて、彼らの話を鵜呑みにし、受け売りしているように感じられ(本人に自覚はないと思いますが)、少し残念に思いました。
たとえば「消費税増税は悪」のように語る人に対して、「では消費税を上げた分で行なうはずだった財政再建はどうするの?」と問うと思考が止まってしまうように、自分の言葉に落とし込む作業が必要です。
訳も分からずヘンテコな英語のTシャツを着るみたいにならぬよう、自分なりの言葉を持ちたいですよね。
そのためには、知識を身に付けることと、人と話して自分の考えを明確にすることが必要で、その助けがしたいと思いました。
(ちなみに、子どもの頃、英語で絶好調!と書かれたTシャツを愛用していました)
これからの国政。
今回の選挙は自民党が勝ちました。
公約であった、消費税10%→増税した2%分を子育てや教育にあてる。憲法改正論議などが本当に行われるかどうかを私たちは見続けないといけないし、意にそぐわない時は選挙以外でも声を上げ続ける必要があります。
私は今回、街頭インタビューをして味をしめたので、選挙前に争点調査、一位になった項目を調べ上げてシェアするなど、主権者教育に繋がる次の展開を考え始めています。
政治は国民を映す鏡と言われていて、
私たちが変わらない限り、政治が良くなることは決してありません。
変わっていこう、まずは自分から。そう改めて感じた総選挙でした。
しち おう/志智 央
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