稲沢市議会議員 しちおう ブログ

不登校を経て、作業療法士として病院に勤務、現在は稲沢市議会議員として活動する「しちおう」のブログです。

国府宮駅周辺の再整備計画→住民説明会。

稲沢市議会のしちおうです。

週末に住民説明会がありました。

内容は、2027年度までに国府宮駅を再整備する計画についてです。

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リニア中央新幹線が名古屋を開通する2027年。名古屋駅に企業が集まり、人の流れ(働き手)が増し、土地の需要が増加するのを見据え、稲沢で一番利用者が多く、開発が滞っている国府宮駅を再整備するこの計画。

 

内容はすでに議会へレクチャーされていましたが、どのような方が見えて、どのような質問が出るかが気になって参加してきました(告知ができなくてごめんなさい)

 

計画を大まかにまとめると、2027年度までに、以下の機能を国府宮駅に設ける。

①車の滞留スペース(送迎車が多く、駅前が混雑するため)

②広場を作り、人の賑わいを生み出す

共同住宅や観光案内所、飲食店などの施設を整備する

 

2027年度以降は長期的なビジョンに基づき、駅周辺の整備を拡大させていくとのこと。


質疑応答では、以下のような質問が。

地権者と国府宮駅を管理する名鉄はこの手法で賛成しているの?

→現時点で賛成に至っていない。今年度開催する研究会で理解を深め、意見を聞き、合意形成を図る。また、名鉄も意思疎通はしているが、具体的な話までは至っていない。

 

人口減少に加えて、国府宮駅の利用者は平成始めの3.3万人から2割ほど減っている。利用者減を想定して計画は練られている?

→考えていない。

 

現在の駅は、車椅子、シルバーカー、ベビーカーを利用される方の利用がしにくい。配慮はされる?

→エレベーターを配備する。使いやすいように、ユニバーサルデザインなどの工夫もする必要がある。

 

計画案で出ている共同住宅(100戸)では、人口増加したとしても200~300人。人口減には追い付かない。国府宮の周辺地区全体を市街化(家が建てられる区域)するなどの対策が必要では?

国府宮以外でも市街化を目指し、町の将来計画を定める文章(都市計画マスタープラン)に記載する予定。

 

・再整備によって、誰を呼び込みたいのか、ターゲットは?

→子育て世代、高齢者、幅広く考えていて、絞り切れていない。

 

実は、似たような質問をぼくも先月の議会でしていて、やはりそこんところは気になるよねと思って聞いていました。駅前の再開発は大型事業になります。進むべき方向へ行けているのかどうか、市民の意見が反映されているのかどうか、議員としてチェックしていきます。

また、みなさんの身近な話題や市のホットな話題について議会では触れているので、もっとたくさんの人に興味を持ってもらえるようにしたいと改めて思いました。

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しちおうがした政策提言のハイライト(2015〜2019年)

稲沢市議会のしちおうです。

今朝はJR稲沢駅で街頭活動を。

声をかけて下さった方々、チラシを貰って下さった方々、ありがとうございました!

こうやって、みなさんに会えるから、この活動を続けることができています。

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選挙が近付いていることで、同じように駅に立つ人が増えてきました。

みなさん本人たすけを付けているので、今、稲沢の駅には「本人さん」が増殖中。

元祖・本人として頑張ります(笑)

 

さて、6月議会が終わりました。

これで15回連続して議会で登壇。政策を提言してきました。

議員の仕事の一つとして、市政の課題を明らかにしたり、解決法を提示することがあると思っていて、「議会で何を話してきたのか?」は、そのまま議員の個性や仕事ぶりを表していると考えています(一方で、あまり日の目を浴びないので、市民の方には知られず評価されにくいことでもある)

 

なので、今日はこれまで触れてきたテーマを振り返ります。

・2015年

介護予防、不登校支援

選挙時の公約で掲げた介護予防、不登校支援から議会登壇をスタート。

緊張しすぎて読む原稿を飛ばすなどハプニングもあった。

・2016年

高齢者の外出支援、地域包括ケアシステム構築のために必要なこと、18歳選挙権導入に伴う主権者教育、稲沢市の将来設計(第6次総合計画)、広報活動、ふるさと納税ひとり親家庭の支援、子どもの貧困(ブリッジルーム)

市民と共に市の課題を話し合い、解決策を探る「まちづくりミーティング」開始。

出た意見を議会に持ち込んだ(広報活動の回)

・2017年

在宅医療連携推進システム、地域包括ケアシステムにおける市民病院の役割、ヘルプマーク、ワークライフバランス(職員の働き方改革、保育士・教員の負担軽減策)、鉄道の立体交差事業、がん検診、認知症初期集中支援チーム、小児がんの支援

困っている当事者や現場にいる人を取材して、政策に反映させることに取り組み始める。2018年提言の「LGBTの理解促進」では、当事者と支援者を招き、市民と共に課題と解決策を探り、議会に持ち込むことに繋がる。

・2018年

学校制服の値段(入学における保護者負担の軽減)、福祉総合相談窓口、ヘルプマークの進捗状況、人事制度改革、児童の熱中症対策、消防団員の確保、LGBTの理解促進、シティーラソンの活性化策、マイクロプラスチック対策、認知症初期集中支援チームの進捗状況

ヘルプマークや小児がんの予防接種費用の助成など、すこしずつ政策が形になり始める。

・2019年

デジタルガバメントの推進、児童虐待対策、主権者教育の進捗状況、鉄道の立体交差事業、国府宮駅前再開発と町づくり

以前に質問した事項を再度確認することで、政策をさらに前へ進める取り組みを始める。

 

挙げてみると、自分でもビックリするくらい、いろいろと話していますね(笑)

その時々で意識していること(市民を巻き込んで政策を考えたり、現場主義だったり)が変遷しているのが分かりますし、いろんな人の助けのお陰で、いろんなことを提言できて、形になったものもあって。どれも思い出深いです。

 

ぼくの任期も残すところ、あと3ヶ月。議会はあと1回。9月議会のみです。

最後の最後まで使命を全うできるように、頑張ります。

 

次のテーマを何にするかを考えねば…

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ヘルプマーク 電車の優先席への掲示が進む。

稲沢市議会のしちおうです。

以前に議会で提言し、今では愛知県内外で広がってきたヘルプマーク

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外見では分かりにくい障がいがある方への配慮を促すものですが、電車の優先席に掲示されている絵記号・ピクトグラム(ケガや障がいをお持ちの方、妊産婦、子どもを連れた方などを絵で示して、優先席の利用を配慮するマーク)に加えられる動きが広がってきました。

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東海地方では、名鉄近鉄名古屋市営地下鉄に加え、JR東海でも順次、優先席への張り出しが行なわれるようです(つまり、稲沢市の生活圏では、すべての電車に掲示されることになる)

 

ぼくが病院に勤めていた時、見た目には分かりづらい病や障害によって、周りからの理解を得られず苦労をされている人を多く見てきました。自閉症などの発達障がいや、頭部外傷による記憶障がい、がんを患って副作用によって体調が悪いなど。義足や心疾患もそう、周りの方の協力を得ながらなんとか地域で暮らしたいと願っても、目には見えないために理解されない、助けてもらいにくいという悩みを聞いていました。

 

それらを、いつか、すこしでも良い方向へ進められたらと思っていたので、ヘルプマークがだんだんと浸透して、さらに広げていく取り組みが始まるのは本当に嬉しいです。

国府宮駅稲沢駅で街頭活動をしている時も、鞄にヘルプマークを付けている方を時折見かけるようになってきて、ヘルプマークの利用と理解が広がってきたことを実感しています)

 

ぼくが議会で取り上げた時のことを、未だに覚えてくれている人もいて、強く思いを込めて発したメッセージは記憶に残るのかもしれない、とも感じています。医療、福祉、介護の現場で働いてきた知識と経験を生かして、これからも政策提言に取り組んでいきたいと強く思いました。

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