稲沢市議のしちおうです。
先日、元TBSアナウンサー・小島慶子さんの講演会が稲沢で開催されました。
テーマはワークライフバランスで、このテーマと言えば、しちおう抜きには語れまい。ということで参加。
◯◯のくせに、という呪い。
小島さんの経歴は、育児と仕事との両立、夫が仕事を辞めたことで一家の大黒柱に、海外への移住と日本への出稼ぎ生活へ、と変化に富んでいました。
その中で、「男のくせに、女のくせに」と言う価値観に、知らず知らずの内に支配されていたこと。
でも、夫が仕事を辞めた時に、職業や肩書きで相手を評価するのを止められたこと。
ワークライフバランスは、「雛形通りの働き方をやめること」であり、本人の仕事や家族の状況、ライフサイクルに応じて変わっていくという話が印象的でした。
男は働き、女は家にいるのがフツーみたいな価値観が昔はあって、今も男が仕事を辞めて家のことをしたり、女が男以上に働いたりするのはしづらい空気がある。
「男なんだから・女なんだから〇〇しなさい」って言葉が私や上の年代には刷り込まれていて、「正解」と呼ばれる生き方を追い求めている。
個性とか、ありのままでって言葉に憧れて、自分の望む生き方をしたい反面、型通りに生きることに安心を感じている。
自由とは選べること。
私もきっとどこかで、そういう価値観を学んでいたから、大きな病院を辞める時の不安や周りの反発は強かった。
特に選挙に出るために仕事を辞めるなんて、もうどこも雇ってくれないよと言われもした。
仕事を休んだり、辞めたりするだけでこんなに選択肢が減るのだから、子どもを持つことを望む女性がキャリアを積むことはとても大変なのだろうね。
今回の講演の副題は、「男も女も自由になろう」だった。
私は、「自由」とは「選べること」だと思う。
男だから、女だからって理由で仕事を制限されずに済む社会でありたい。
そして、ワークライフバランスを実現した社会の方が、従来の生き方よりよっぽど良いよねと認められる未来を見てみたいな。
しち おう/志智 央
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