一般質問を終えました。
前回の反省を踏まえ、今回はハキハキと自信を持って喋ろうとした結果、
すごい早口になりました。
(何故なんだ…前回は遅過ぎるし、何故中間が無いんだ…)
とは言え、他で改善出来たこともあったので、一歩進めました。
それは私にしか分からない程度の、微々たるものでしょうが、前進です。
そんな牛歩しちの、今回の一般質問の内容を、簡単に説明させて下さい。
①高齢者の外出支援サービス事業
みなさんは、車椅子もしくは寝たきりになった場合、どうやって外出しますか?
福祉車両を購入、レンタルされる方もいますが、高価かつ使用が限定的(通院の時のみなど)であり、業者へ依頼される方が多いと思います。
←こんなの(TOYOTAのHPより)
市は、65歳以上の要介護3〜5の方に限り、業者依頼の移送時に補助金を出しています。
しかし、この補助金が一律料金支給であるため、業者と利用者、移送先の病院が近ければ業者に儲けが出て、遠ければ業者の持ち出しになる状態となっています。
例:事業者にとって、車椅子はプラス、ストレッチャーはマイナスのkで試算
(車椅子の場合2376円、寝たきりの方向けストレッチャーの場合3996円を出た分は事業者負担です)
市から頂いた一覧表にはたくさんの業者が記載されていますが、聞き取り調査をする中で、多くの事業所では売り上げがマイナスになってしまうため、続々と撤退している現状が見えてきました。
「在宅で介護しよう!」とか言いながら、それを実現するサービスの担い手は居らず、家で見たくても通院の困難さから、今後諦める人が出てくる可能性が危惧されました。
市の補助金額は近隣と比較して高額なのに、利用出来る人と出来ない人との差・不公平感も看過出来ず、今回は他市を参考に初乗り代金だけの補助へ変更を提案しました。
気になる市の回答は…
「早急な変更はしない。まずは現状把握に努め、改善を検討する」
ガビーン。
市の回答に「把握に努める」「検討する」文言があるだけマシらしいのですが、悔しい結果。
どのように改善を検討していくのか、今後しっかりとチェックして行きたいと思います。
②地域包括ケアシステムと介護給付新事業
国は、“高齢者が可能な限り、住み慣れた地域で自立した生活を行なえるような体制を確保する”よう言っており、これを地域包括ケアシステムと呼んでいます。
〜「病院完結型」の医療から、地域全体で治し、支える「地域完結型」医療へ〜
↑イメージ図(厚労省の資料より引用)
…はい、察しております。正直、どんなものか分かりづらいですよね。
例えば、体調を崩して入院する→医療行為が受けられる→家に帰る→健康でい続けるためリハビリを受けたり、家に看護師が来てくれたり、自治会の体操教室に参加出来る、もしもの時に入れる施設がある、そんな様々なサービスが日常生活圏に揃っている、そんな状態を言います。
当たり前のように思えますが、それらが一体的に、本人を中心として各機関が連携されて提供されるのは難しいことですし、サービスも担い手も不足しているのが現状です。
また、ぼんやりとした内容のシステムであるため、画一的な方法や正解がありません。
その分、各自治体の色が出やすいため、このシステムに関わる新たな病棟が市民病院で開始されたのを契機に、市が何を目指し、どのように進んでいくのかを確認しました。
今は各病院や開業医、薬局、施設など、それぞれの分野が独立しているため、それらを繋ぐ必要性を説いたり、具体的なツールの導入などを提案。
また、高齢者だけでなく子育て世代や若者、子どもなど様々な年代の方が支え合う、年齢の壁を取っ払って地域を丸ごとケアするシステム(有償ボランティア活動)をコッソリ推しました。
↑参考にした、他自治体で行なわれている取り組み。利用者とボランティアを登録、提供者は家事など生活全般に関わる支援を行ない、利用者は事前に購入した利用券を渡す。
以上の様な内容を、緊張しすぎて汗を垂れ流しながら取り扱いました。
10日まで一般質問は続きます。他議員の質問を聞いて、学んでいきます。