稲沢市議会議員 しちおう ブログ

不登校を経て、作業療法士として病院に勤務、現在は稲沢市議会議員として活動する「しちおう」のブログです。

小中学生の子を持つ親御さんへ:入学にかかるお金調査

銀座にある公立小学校の制服が、アルマーニ製で高いと話題になっている。

じゃあ、自分の学校の制服はナニマーニ製で、いくらするのだろうか?


友人から、中学校の制服や体操服などの入学準備に20万円かかったと相談を受けた。

・冬服(学ラン上下)、夏服(半袖シャツ・夏用スラックス)、ベルト:4〜5万円
・ジャージ、体操着、ハーフパンツ、上履き、靴下、鞄など:2万円

標準服などだけで、7〜8万円。遠いところから通う子は自転車代などもかかる。

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全国の公立中学校制服の平均販売価格を見てみても、男子33,000円、女子32,000円と、10年前と比べて5,000円値上がりしており、親の負担は増している。


公立でも。そして、アルマーニじゃなくても、高いのだ。


学校や販売店による値段の差も指摘されていて、「公正な取引が行われていない」と公正取引委員会も問題視。もっと安く、良質のものを買えるよう学校に要望している。

 

→公立中学校における制服の取引実態に関する調査について:公正取引委員会



僕も友人の相談を受けてから、なんとかしたいと思い学校や販売店を訪ね回っている。
完全に怪しい人だ。

 


できれば、親御さんの負担を少なくしたいし、

制服リユース社会福祉協議会が実施しているが認知度低し)と合わせて、選択の幅を広げたい。

 

そして、改善に向けて、以下の情報を集めています。


①中学校の入学にかかったお金

②小学校・中学校で必ず準備しなければならないが、使用頻度・時期が少ないもの(算数セット、彫刻刀など)


分かれば、メール頂けると助かります。→shichioh@gmail.com

稲沢市外でも参考になりますし、一緒に考えてもらえると嬉しいです。

よろしくお願いします!

 

しち おう/志智 央
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ポンジュースでお出迎え:松山市の福祉総合窓口

視察の最終日は、愛媛県松山市へ。

路面電車で移動します(路面電車のレトロな感じが好きです)

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市役所に到着すると、なんとポンジュースでお出迎え!大好物なので嬉しい。

さすが、みかん県です。

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さて、松山市では「福祉総合相談窓口」を視察しました。

みなさんは、市役所に行った時に、「この相談は、どの課に行けば良いのだろう…」と迷ったことはありませんか?僕は「〇〇課です」と言われた場所で、「ココじゃないです」と突き返されるたらい回しの刑に何度も遭いました。。

 

そもそも、どこに、何課があるかも分かりにくいですよね。

松山市では、そうならないように、福祉に関する相談は、原則一つの窓口で終えられるようにしています。さらに、窓口で対応不可の相談があった時も、「〇〇課へ行って下さい」ではなく、できる限りその場に職員が来る。そうすることで、「市民は歩かなくて済むよう」徹底されています。


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この総合窓口で受け付けている業務は、実に105個!

(総合窓口に移す業務を話し合った結果、105個になったそう)

福祉課、こども課、国保年金課など、課を横断して様々な相談に乗っています。

窓口に専属の職員はおらず、それぞれの課のスペシャリストが交代で詰めていました。

 

 

さらに。

窓口の前には別の職員がいて、福祉相談窓口で対応した方が良いのか、それとも他の課なのかをサッと判断してくれるフロアリーダーもいます。とにかく、市民が迷わないように、徹底的に環境作りが行なわれていました。

 

 

根底にあるのは、市民サービスの心なのだと思います。

相談の時に使う個室も、子どもさん連れでも居やすいよう空間作り(絵本を置くなど)されていますし、どの方でも使いやすいトイレも近くに配備されています。

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福祉総合窓口以外も、見やすいレイアウト。

どこに行って良いか迷っている人に、率先して職員が声をかけていました。

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市役所全体で挨拶をしてくれる職員が多いのは、これらの取り組みと無関係ではないはずです。市民サービスを突き詰める中で、培われた対応なのだろうと感じました。

 

稲沢市にも福祉相談窓口はありますが、松山市のそれとは大きく異なりました。

今後進むであろう部の再編の中で、松山市のような窓口ができないか提言していきたいです。そして、窓口対応を通して、市民サービスについて今一度、市役所全体で考え直す必要があります。

 

 

今回の視察報告は以上となります。

応対して下さった職員の方々、そして僕を視察に行かせてくれた稲沢市民の方々に感謝。

硬い板をくり貫くような地道な作業

僕は稲沢市の最年少議員で、唯一の30代ですが、

今回の視察先である高松市にも30代の議員がいます。

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太田あゆみ議員です。

(視察の前に議会棟でパシャリ。緊張していつも以上に顔がガチガチの僕)

 

彼女の地道に街頭に立ち、チラシを配り、

議会を変えるために戦う姿に、僕はいつも刺激を受けています。

 

 

ある学者が、「政治とは、情熱と判断力の二つを駆使しながら、硬い板に力を込めてじわっじわっと穴をくり貫いていく作業である」と言ったけど、彼女はそれを地でいくような感じです。

 

 

実は、Facebook上の付き合いだけで、直接お会いするのは初めてでしたが、イメージ通りの素敵な方でした。全国には「こんな人が自分の地元にいてくれたら、市政にだって希望が持てる」と思うような議員がいます。

 

世界は広いし、僕もそんな風になりたいのだ。

 

無理言って、太田さんのニュースレターをしこたま貰ったので、行政視察に加えて勉強します!