稲沢市議会議員のしちおうです。
本日、ぼくが所属する経済建設委員会(市役所が議会に提出した予算案等を審議する場)で審議がありました。その中で、来年度、市内の公園にインクルーシブ遊具を置く。という話が出ました。
インクルーシブ遊具というのは、障害の有無に関係なく、すべての人が使える遊具のことを言います。近年、海外の事例を参考に導入する市町村が出てきて、注目されているんですね。
・導入事例
県内初インクルーシブ遊具の導入! | 笠間市公式ホームページ
まだ認知度が低く、制作する事業者が少ないのもあって高価。なのが難点ですが、平和中央公園(稲沢市平和町にある公園、平和支所や図書館、体育館などの近く)に滑り台やブランコが含まれた中型複合遊具を検討しているとのことでした。
ぼくからは、導入になった場合、障害の有無に関係なく、遊具で遊んでもらいたい。障害のある子どもの中には、遊具で遊ぶという選択肢がこれまでなく、「遊んでみよう」とすぐにはならない。ただの遊具にならないよう、周知を徹底しないといけない。近隣の子どもや対象の公園の近くにある稲沢特別支援学校などにも充分周知をし、可能であれば「どんな遊具で遊んでみたいか?」を聞き取りしながら、取り組んでほしい旨をお伝えしました。
これからは、遊具などの構造物を作る際はもちろん、さまざまなことにすべての人が使いやすいデザインにする。ということが一際重要になると思います。ユニバーサルデザイン、インクルーシブ(包括的)、という視点で見ていくキッカケになると良いですね。
遊具の導入は、24日の議会で承認されれば、正式決定となります。
3月議会は来年度のお金の使い方を決める重要な会議なので、他にもたくさんの議案が出ています。正式決定後に、いつも通り、ピックアップして内容をお伝えしますね。
本日は委員会でどんなことをお話ししているかの紹介でした。