稲沢市議会議員のしちおうです。
先週末、子どもが通っている保育園に消防車が来ました。
地元の消防団の協力で、放水の見学や消防車への試乗などが行われ、うちの子どもも参加させてもらいました。保育園に来ると途端におとなしくなるので、心情がよく分からないけど、たぶん楽しかった…はず。
消防団は、初期消火を担ったり、水害や地震などの災害時に対応したりして、地域の安心安全を守るために任命された公務員特別職です。稲沢市には各地域に11の消防団があって、仕事の傍ら訓練をし、もしもの時のために備えてくれています。
一方で、災害時に急な出動を迫られることや、出動や訓練の負担、少子高齢化、地域への帰属意識が薄れ、「仕事の融通がききやすい自営業の人が減っている」ことなどから成り手を充分確保することが難しくなっています。稲沢市は全国平均と比較すると消防団員を維持できている方ですが、実際は地域の人が成り手を探すために大変な思いをされています。
・消防団員の充足率
全国平均:88.5% 愛知県平均:86.3% 稲沢市:97.1%)
また、成り手不足を解決するための手段として、消防団員に追加で報酬を支払う地域も多く、そのお金を地域の人から集めている問題など、さまざまな課題もあります。
(たとえば、地域にとっては消防団員を地域の20代男性に限っており、団員にならない20代男性からお金を徴収し、団員になった人にお渡しするなどの慣例がある)
消防団の役割や意義が問い直されている中で、改めてどういった形であれば無理なく、今の時代に合わせて、地域の防災力を維持できるか?は考えていかなければならない問題だと思います。
稲沢市議会議員 しち おう/志智 央
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